少し日が長くなってきたのを感じるも、まだまだ寒い日が続いている。
今日の帰宅時、車を停めた時に撮った空の写真。
まだ明るいうちに家のそばまで帰ってこれるようになりました。
さて、次年度の仕事について。
学校の方は校長と話をし、次年度の役割について確認を終えた。
もう一つが、特定非営利活動法人「明日の教室」の仕事。
先日、京都府から助成を受けている法人での交流の場があり、資金面についていろいろ教えていただいた。
どこもほぼボランティアで、赤字ギリギリの中で活動を続けられているようだ。
これを何とかしないといけないと思いつつも、儲けるためではないという信念を持たないと続かない。
この間、木琴奏者の通崎睦さんと打ち合わせを行っている。
以前にも書いたと思うが、通崎さんは昔から大好きな音楽家なのです。
コンサートには何度も足を運んでいるのですが、初めて直接お話ししたのは、15年ほど前のこと。
その時、通崎さんはアサヒビール大山崎山荘美術館で「通崎好み」という作品展を開催されており、美術館のカフェで打ち合わせを行いました。
その時のきっかけは、東京でアート関係の方々が集まるパーティのようなものが開催され、なぜか私も出席していたのです。
たぶん「NPO法人・芸術家と子どもたち」の関係で東京に行っていたのだと思います。
その場で、私が「通崎さんをお招きしてワークショップを開催したいです」と行ったら、「いいねえ、じゃあ、電話してあげる」と言われて、その場で打ち合わせの場が決まったと記憶しています。
ワークショップの内容は、廃棄になった机のフレームを活用した木琴作りでした。板を切って音を合わせていく作業はとっても面白かった。子どもたちと楽しみながら木琴をつくり、その後、通崎さん指導のもと演奏の練習。
そして、学校の体育館で「ドリームコンサート」と銘打った演奏会を実施。通崎さんのソロと子どもたちとの共演。贅沢すぎる演奏会でした。
ずっと、通崎さんをお招きして演奏会を実施したいと思っていました。
でも、私一人で企画から資金面まで揃えることができるんだろうかと考えた時、一歩を踏み出すことができませんでした。
企画をし、スケジュールを調整し、施設を準備し、必要経費を準備する。
考えていけば、できるわけがありません。
でもね、そんな私の背中を押してくれた本がありました。
「60歳からの教科書」(藤原和博著・朝日新書)です。
この本には、こんな言葉が書かれています。
60歳は「第二の成人だ」。
しかもこれまでの経験を活かせる有利なオトナのリスタートだ。
60歳からの自由時間は8万時間をラクに超える。
どう使うかは、あなた次第。
まずは、自分の希少性に気づくことから始めよう!
そして、もう一つ。若い頃から自分に言い聞かせてきた言葉。
「できないことの理由が分かった瞬間に、それはできることになる」ということ。
そして、昨年、通崎さんに15年ぶりにメールしました。
その日のうちに「やりましょう」という返事が届いたのです。
通崎睦美さんは、15年前はマリンバ奏者でした。今は、クラシック界における唯一無二の木琴奏者です。
子どもたちが、そんな通崎さんと一緒に木琴をつくって、練習して、一緒の舞台に立つ。
ちょっと考えただけでも、ワクワクしませんか。
実施は、2023年の春です。
1年以上先の話ですが、今からスケジュール調整や資金面の準備を始めないと、とても間に合わない話なのです。
今日もまた少し準備と打ち合わせを行います。
うまくいかないから、分からないから・・・面白い。
これが、大人の探究学習です(笑)。