2008年 05月 30日 ( 1 )

 

5月30日 修学旅行を終えて・・・

一泊二日の修学旅行を終えて、帰宅。
ほっこりした気分で過ごしている・・・。

今回は、私自身、自分の指導法を改めて考えることができ、とても勉強になった二日間だった。
二日間、全ての語りを私に任せていただいた学年の先生には感謝だ。

124名の子どもを前に、マイクなし、しかも場所は、外・・・・。
どのような声で、
どのような内容で、
どのような手順で、
子ども達に届くように、ただ届くだけでなく、心に届くように話をするか。
これは、なかなか難しいものがあります。

まして、自分のクラス以外の子ども達の顔も名前も、ほとんど知りません・・・。

子ども達の前で指導する・・・
ということは、子ども達に「指示を出す」「子ども達を叱る」「子ども達をほめる」・・・
こういった場面の連続だ。
ならば、そこには、一貫性がなければならない。
一貫性があることで、子ども達は、次を考えることができるのだと思う。

「ほめるのは難しい」
とよく言われる。
上手にほめる教師は、子どもの意欲を一気に高めることができる。
表情豊かに優しく、あたたかくほめる女の先生を見て、何度、自分自身のふがいなさに落ち込んだことか・・・。
でも、・・・・、若手の教師に、私が繰り返したのは、「叱ることの難しさ」だ。
つまり、ほめることは下手でも、マイナスにはならない。
しかし、叱り方は、下手をすると、完全に反感を抱かれるのだ。
つまり、下手な叱り方は、大きなマイナスを生み出してしまう。
そのことを常に考えなければならない。

一日目の夜、女子数人を叱った。
・・・・・。
翌朝、顔を合わせると、その子達は、挨拶と共に、口々に、
「先生、昨日の夜はごめんなさい」
と言葉をかけてきてくれた。

いい子達だなあ・・・と思った。
違うクラスの子ども達なのである。

朝の集いの場で、早速、そのことを、子ども達に話した。
「とても気持ちよいことがあった」
と・・・。
クラスの子ども達に、新学期早々、「教室になくしたい言葉」「ふやしたい言葉」を
発表させた時、
「ふやしたい言葉」の中には、「ありがとう」「ごめんなさい」「おはよう」「さようなら」
という言葉が並んだ。
子ども達だって、分かっているのだ。
「ごめんなさい」という言葉が、人と人の関係にとって大切なことを。

この旅行の中で、私が一貫して語り、指導したのは、
「時間通りに集合して、話をしっかり聞くこと」
「マナーを守ろう」
という二点だ。

集合し、全ての子どもがおしゃべりをやめ、私の方を向き目と目が合うのをひたすら待った。
一日目は、ひたすら待った・・・。
5分、10分・・・・待ち続けた。
「静かにしろよ!」
「うるさい!」
「おい、先生の方を見ろよ!」
子ども達の注意し合う言葉が飛び交う。

「いいかい。怒鳴られてできるようになるのは、本当にできるようになることじゃない。だから、先生は怒鳴らないようにする。みんな頑張って注意してたよね。注意し合えることは素晴らしい。でも、目と目で注意できないかい。みんなが目と目で注意し合えるともっと素晴らしいなあ。」

二日目になって、・・・・、最後は、集合時間前に、全てが完了できるようになった。
124名を前に、マイクなしの私の声が響くようになった。

もう一点、「マナー」という点で、昨年の修学旅行でも徹底させたのが、「旅館でのスリッパ」だ。
何も、スリッパだけが、マナー指導ではない。そんなことは分かっている。
でも、子ども達が、自分達自身の向上を一目で感じることができるものとして、選んでいる。
指導の中身は簡単だ。
大広間に入る時、「スリッパを揃えて、上がり口に脱いでいく」ことを徹底させるのだ。
そんなの当たり前・・・と思われるだろうが、昨年も今年も、ホテルの方は驚いておられた。
こういった指導は、面倒なので、だいたいで済ませる学校の方が多いのだ。
二日目の朝は自分達だけで、きれいに揃えて置かれていた。
そして、学校に戻ってきて、体育館に入って、集合した時・・・
校長先生と二人で、
「惜しいーっ!」
と、靴の方を見て、叫んだ。
子ども達数人が、ハッとした表情で、入り口に駆けていき、靴をなおしていた。

そうそう、今年も、廊下に布団を出し、そこで一人寝た。
子ども達が夜中に何かあってもすぐに聞こえるし、騒いでいても分かる。
だから、子ども達の部屋が並ぶ真ん中あたりに、布団をしいて寝ることにしている。
夜中、朝、私を見つけた子ども達が、
「えっ、先生、こんなところでよく寝れるなあ」
と声をかけていく。
いやいや、ゆっくり寝れないように、ここにいるのだ・・・。
限りなく浅い眠りでいる方が都合がいいのだから・・・。

今年も、子ども達にとっての一大イベントが、幕を閉じた。
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by sitoi | 2008-05-30 23:01 | Comments(0)