2010年 01月 30日
1月28日 印刷の不思議
日本写真印刷の方による「印刷の不思議」という学習。
当初、環境の部分をかなり取り込んだパワーポイントが用意されていたのだが、事前の打ち合わせで、大幅にカットしていただき、「印刷の不思議」の部分に焦点化した授業に再構成していただいた。
日本写真印刷の仕事が、本の印刷だけでなく、最近増えてきたカラフルなノートパソコンのカバー印刷や、子ども達に大人気のDSのタッチパネルなどの作成に関わっておられるなど、大人も「おーっ!」という内容。
更に、「印刷は何色でできていると思う?」という問いかけに始まり、実際に絵の具を使っての色混ぜの実験(これは班ごとに子ども達が実際に体験)。
更に、印刷は、「点」からできていることを、ルーペを使って、一人一人が確かめるという活動も含まれていた。
最後は、印刷の工程を学び、実際に絵本がどのように作られ、裁断されていくかを実際に、裁断されていない絵本を使って、体験させていただいた。
で、「今、みんなが体験してもらったようなことを工場でやっています。みんなが昨日撮影したみちくさの写真を冊子にして、今度、みんなにプレゼントします。3月になると思いますが、楽しみにしておいて下さい。」
と、話を終えていただいた。
来年度は、本社工場近くの小学校で実施したいとのこと。
今回のワークショップは、いろんな可能性を秘めているなあと思った。
たとえば、昨日のワークショップは、「目を凝らして見ていくと、普段、気がつかない、見逃しているものが見えてくる」という学びの本質的なものを体感することができると思う。
また、くさに名前をつけ、交流するというのは、国語の学習にも大きく関わっている。
またまた、デジタルカメラの活用という点では、メディアリテラシーの授業とも関連してくる内容である。
体験させる学年によって、いくつかの展開パターンを考えれば、いろんな学年で楽しく活動できると思う。
自然観察と言えば、郊外の学校に利点があるのだが、この活動では、都会の学校の方が更に楽しさが増すだろう。
更に、今日の「印刷の不思議」は、高学年なら、環境面をプラスして学ぶことは可能であるし、実際に工場見学をプラスすれば、3年生、5年生の社会科の学習と関連づけることも可能だ。
来年度に向けて、今回の成果と課題をうまくブラッシュアップさせていきたい。