2009年 01月 25日
1月25日 コミュニケーションゲーム~音編~
今日は、京都橘大学で、野村誠さんにワークショップをお願いしているのだ。
まだ半分寝ている野村さん(?)を車にお乗せして、一路、京都橘大学へ。
9:00前に橘大学に着く。
とにかく音にはこだわりたい・・・という野村さんの意向の元もとに、録音スタッフを増員。
いろんなチェックがまだかかるということで、それまでの時間を池田先生の研究室にて過ごす。
10:00前からワークショップのスタート。
ここからが、凄かった。
池田先生のブログにも、野村さんのブログにも詳しく書かれている。
詳しく書かれているので、私は、ちょっと違う観点から、このワークショップのことを書きたい。
野村さんは、たぶん、ざっくりとはワークショップまことを考えておられたのだろうけど、どういう入り方で、こうなって、ああなって・・・といった細かな進行は考えておられなかったと思う。
参加者の様子を見て、参加者の活動を見ながら創ってく・・・そんなことを考えられていたのだと思う。
だから、何度も、参加者に、
「どうしたらいいかなあ」
と問いかけられていた。
参加者はというと、どう答えていいのか分からず、始まりは重く、沈んだ空気が漂う感じだった。
ところが、この空気が徐々に変わっていったのだ。
それは、それでも参加者の声を拾い上げながら、ワークショップを展開しているうちに、少しずつ意見が出るようになってきたからに他ならない。
では、なぜ、参加者は、意見を言うように変化していったのか。
それは、「ルールをどんどん変えていくと、どんどん楽しくなる。楽しくするために、自分達でルールを変えていけばいいんだ」
ということを活動を通して、感じていったのだと思う。
その変化の様子も全て撮影することができたのである。
今日のワークショップは、途切れることなく、全てを撮影していくという手法で行ったのである。
だから、午前中の参加者の変化の様子は、ドラマを見ているように楽しかった。
だってね、参加者が、
「じゃあ、野村さん、外に出てて下さい」
なんて言って、自分達で曲を決めて、野村さんに当てて貰うなんてことを実行したんですよ。
つまり、この時点で、逆転現象ですよね。
こんなことを子ども達が言ったとしたら、・・・・いやいや、だから、野村さんのワークショップでは、こういうことが起こるわけです。
お昼の休憩を挟んで、16:30まで撮影。
で、最後に、野村さんの鍵盤ハーモニカの演奏もおまけ映像として撮影。
朝一番に、お馴染みの「サザエさん」と「UFO」を演奏してもらっていたのだけれど、著作権の問題から古い曲がいいだろうということになって、クラシックを。
で、その後、私と野村さんの対談を少し撮影していただいて、終了。
すごく面白いDVDに仕上がると思います。乞うご期待です。