9月25日 教師であることを恐れつつ

「子ども達を褒めるのって難しいですね」
若い先生方から、こんなことをよく聞かれる。

私は、いつも、こんな風に答える。
「褒めるのは確かに難しいかもしれない。でもね、褒めるのが下手でも、そんなに大きな問題はないと思うよ。だって、少なくとも褒めるのが下手でも、そんなに大きなマイナス要因にはならないから。でもね、叱るのは難しいよ。下手な叱り方は、子ども達との関係をものずこく悪くするから。うまく叱る・・・それは、ものすごく難しい。」

運動会の取り組みで、こんなことがあった。

一学期、一度も体育に参加できなかった子がいた。
運動会の練習ということで、しぶしぶ一回目の練習に参加することができた。
一回目の練習の時、私は、その子の座り方がとてもきれいだったので、褒めた。
もちろん、褒めたのは、その子だけではない。
数人の子を褒めた。
「××君の座り方はきれいだね。みんな、ほら見てごらん。あんな風に座ろうよ。いやあ、とってもいいね。」
こんな感じだったと思う。

たった、一言。これだけのことだ。
以来、今日の練習まで、全ての時間、嫌がることもなく、体育の授業に参加したのである。

嬉しいと同時に、教師って怖いなあ・・・と、改めて感じる出来事であった。
なぜなら、その逆もきっとたくさんあっただろうと思うからである。

教師の一言の重み・・・だ。
褒めるのも難しいが、叱るのはもっと難しい・・・。
一言で、意欲を出してくれた子がいる。
きっと、その逆・・・一言で意欲をなくし、・・・・そんな子もいたに違いない。

教師であることを恐れつつ・・・でも、教師として精進していかなくては。改めて、そんなことを感じている。
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by sitoi | 2008-09-26 07:03 | Comments(0)  

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