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学校から新しい風を!

4月11日 ふぅーっ!

「ふぅーっ!」と、息を吐きながら車に乗り込んだ。
一週間の終わりである。
何とか、無事、一週間を乗り切ったなあと思う。

たかが、一週間と思う人は何も分かっていない。
この一週間をイメージ通りに乗り切れるかどうかが、一年間の鍵となるのだ。

今日は、6時間授業だった。
初めての算数の授業。
幕開けは、「漢字ゲーム」・・・。
子ども達に、まず、こう言った。
「今から、漢字ゲームをやります。なぜ、算数なのに、漢字なのか。それは、チームワークの大切さを体感してもらうためです。」
「????」
「では、始めます。まず、・・・・」
と言って、黒板の大きく「口」という漢字を書いた。
そして、
「この口という漢字に二画加えてできる漢字をできるだけたくさん見つけます。ちなみに、口という漢字は縦長になっても、横長になってもかまいません。質問はありますか?」
「一画だけ加えるのもいいんですか?」
「それは駄目です。必ず二画加えます。えっとね、20くらいは見つかるよ。」
「えーっ、そんなにある?」
「では、よーい、どん」

ここでは、個人作業。1分間、時間をとった。
「えーっ」と唸りながら考えている子ども達。

1分後、いくつ探せたか、手を挙げてもらった。
最高は、5つであった。

「では、今度は、隣の人と相談して、続きをやりましょう。もちろん、まずは隣の人と探した漢字を交流してください。きっと、自分は探せなかった漢字を探していますから・・・。では、2分です。」

2分後、いくつ探せたか、手を挙げてもらった。
最高は、11であった。

「さすがに、二人で考えるといい知恵が浮かぶよね。では、今度は、班で考えてみましょう。まずは、交流から、だよ。では、2分です。」

2分後、いくつ探せたか、手を挙げてもらった。
最高は、15であった。

「すごい、やっぱり、人数が増えれば、どんどんいろんな考えが出てくるよね。でも、やっぱり20は無理かぁ。」
「そんなにないよ!」
「と、思うでしょ。では、今から、発表してもらいます。」

クラスみんなで発表していくと、何と、21の漢字が発表された。
「すごい!」
「でしょ。」

で、こう、説明を加えた。
「あのね、なぜ、漢字ゲームをやるか・・・・先生は、最初にチームワークを体感してもらうために、と言いました。つまりね、一人で考えるよりも二人、二人で考えるよりも、四人、五人・・・クラスみんなで考えれば、いろんな考えが出せて、難しいことも簡単にできるってこと。」

「今から、算数の勉強をします。」
と言って、今日の学習内容のプリントを配った。
「先生は、何も教えません。自分達でやってごらん。」
「えーっ。」
「できるって・・・分からなかったら・・・・」
「分からなかったら?」
「教科書を見るの。友達に聞くの。分かった?」

「もちろん、最後には、説明しながら答えを言うからね。」

子ども達、プリントと格闘。
教科書を見ながら、「おおっ、××ページに、書いてあるぞ。」
「ちょっと、ここどうするの?」
と、情報交換しながら、プリントを進めていった。

私なりの「学び合い」の授業も取り入れていくつもり、だ。

この一週間、子ども達にいろんなことを考えながら、授業に取り組んでもらった。
私の授業の「核」となる部分は、体験してもらったもりだ。

休み時間になっても、勉強をやめようといない子どもも出てきた。
他のクラスの子が、「何か楽しいらしい」と、休み時間に、覗きに来る子も出てきたようだ。
私のイメージしていた以上の効果が出始めている。

帰宅すると、「社会科教育5月号」(明治図書)が届いていた。
今月号に、地図を使った授業について、少し書かせていただいた。
ワインを飲みながら、パラパラと目を通す。
やはり、書くことは大切だ。
・・・今年は、書こう。改めて、そう思った。
by sitoi | 2008-04-12 10:24 | Comments(0)

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