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学校から新しい風を!

10月24日 国語の研究授業に挑む

国語の研究授業に挑む・・・そんな気持ちで、今日を迎えた。
「挑む」というのは、どんなに忙しくても、それを言い訳にいい加減な授業はしないという決意だ。
日々の準備に追われる毎日が続いていたが、だから逆に、周りにいる若手に、どのように準備をしていくかを見ていただきたいと感じていた。

結果としてうまくいくか、どうかはたいした問題ではない。
真摯に授業に向かえたかが、問われるのだ。
誰に?・・・自分自身にだ。

夏休みから教材研究を始めた、「言葉の意味を追って」という説明文。
説明文の授業が、読みとりだけでなく、その後の学びも含めて構成されていることを教材研究を通じて痛感した。
教材文の読み取りだけでは、今、話題になっているPISA型の問題に対応できる子ども達を育てることはできないと思う。

で、今回は、読みとりの授業の後の、自分達の辞典作りの場面の授業に敢えて、挑戦することにしていた。
読み取りの授業は、わずか、4時間だ。ワークシートを作成して効率よく、しかも読みが抜け落ちないように、学級の足並みが揃うように心がけた。

そして、後半の辞書作りの授業だ。
この部分の構想が立たないままに日が過ぎていたのだけれど、ひょんなことから、「あっ、そうか」と思いつく。
それは、今年の春から始めた「明日の教室」。
今度、11月10日(土)は、私と池田先生@京都橘大学の二人で講師を務めるのだけれど、池田先生が、実施されるのが「たほいや」という国語ゲーム。

あっ、そうか、「たほいや」がある・・・・と思ったのである。
この「たほいや」というゲーム、まさしく辞書を使ったゲームなのである。
池田先生がされていたのは中学校での実践だが、少し修正すれば、十分、小学校でも楽しめるゲームなのだ。

池田先生は、この「たほいや」について、以下のように述べられている。

この「たほいや」というゲームは、
1)調べる
2)文を書く
3)読む
4)話す
5)聞く(メモする)
6)推論する
などの要素を、ゲームをすることで行うことになる。コミュニケーションの能力も高められる。是非、学校で子どもたちに楽しませてあげたい。楽しませて、上記の要素をトレーニングさせてあげたい。

で、本時は、子ども達に、「たほいや」のゲームに至るまでの体験をさせる時間と位置づけて実施することにした。
何か、授業記録を書いていくと、とんでもない量になりそうなので、ほんの少し紹介。
指導案等の記録がほしい方があれば、連絡下さい。
次回の「明日の教室」の場ででも、お渡ししたいと思いますので・・・。

子ども達に、「がんもどき」という言葉を提示。黒板に貼る。
「さて、この言葉の意味を知ってるかな。知ってても、黙っててね。今から、この言葉の意味を四つ紹介します。四つの中の一つが正解で、あとの三つは嘘の意味です。」

① がんの肉を使った料理
② 元文時代(がんもんじだい)の土器のこと
③ 野菜などを入れた揚げ物
④ いやな相手のことをにらんだり、いやなふりをすること

で、何番が正解を予想させ、なぜそう思ったかを発表したり・・・。
面白かったのは、②の「がんもん時代」という言葉が出たとき、
「えーっ、そんな時代あったっけ」
という子どもがいたので・・・すかさず私が
「えっ、忘れたの?○×君は、がんもん時代のこと覚えてるよね。」
と言うと、○×君、少し自信なげな様子ながら、
「・・・うん、がんもん時代やろ、覚える」と曰う。
笑いを堪えるのに必死でした。
この受け答えが効いたのか、何と子ども達の指示が一番多かったのは、②でした。
ああ、今度、歴史の授業の研究授業もするのだけれど、前途多難です。

正解を告げた後、嘘の意味を考えてくたれ先生方から、どうやって、そういう意味を考えついたのかを子ども達に話してもらった。
いかにみんなをだますようなもっともらしい意味を作るのが、ポイント。

その後、今度は、「かこつける」という言葉を黒板に貼った。
今度は、子ども達が、「嘘の意味」を考える番。
個人で考えさせた後、班でよいものを一つ選んで、班の意見として出してもらった。
どれが正解なのかをみんなで考え、授業終了。

「たほいや」の詳細については、池田先生のHPに紹介されている。
興味がある方は、是非、アクセスしてみて下さい。

今日は、実にタイムリーな出来事が。
ご存じのように、「10年ぶりに広辞苑の改訂版が発売になる」という記事が、新聞各社のトップページを飾ったのである。
授業の中で、子ども達に少し紹介したのは言うまでもない。
学習していたことと、社会が結びつくということでは、実に有り難い出来事だった。

授業の出来の善し悪しは、さておいて、今回も自分なりの授業ができたことが嬉しい。
どんな状況でも、教師である以上、授業に挑めなくてはならないと思う。
その過程を周囲の若手教師が、見て、そのことを学んでくれたなら、それほど嬉しいことはない。
Commented by kou at 2010-08-12 14:11 x
はじめまして。愛知県の小学校に勤めるものです。
2学期に行う国語の研究授業について調べていましたら、ここのブログにたどり着きました。読み取りの授業から「体験」への授業へと展開されたところ、非常に興味深く思いました。
「たほいや」は自分も10代のころに、深夜番組でみたことがあります。あれをどのように授業で使い、どんな反応があったか、詳しく知りたいところです。
大変お忙しいこととは思いますが、またお時間のあるときでかまいませんので、授業記録や授業案について勉強させてください。
どうぞよろしくお願いします。
Commented by sitoi at 2010-08-16 08:25
はい、はじめまして。
指導案などは探せば残っていると思います。
拙い実践ですが、お送りすることも可能です。まずは、このブログの右上に書いているアドレスにメールを下さい。
by sitoi | 2007-10-27 09:21 | Comments(2)

E-mail:susumu422☆gmail.com(☆を@にしてください。)
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