2007年 03月 06日
3月6日 ワニバレエプロジェクト二日目
いやあ、楽しかったです。
今日のワークショップは、5時間目と放課後。
5時間目は、残念ながら授業の関係で見ることができず。
後で聞いた話では、3年前のビデオを観て、昨日作った歌の復習をして、林加奈さんの紙芝居を見て過ごしたらしい。
5時間目の授業を終えて、私が部屋に入った時には、写真のような状態だった。
今日も、Y君に注目して、時を過ごした。
まずは、野村さんからビデオカメラを手渡してもらい、瞳をキラキラさせて撮影に励むY君。
今日は、手作りの段ボールで作ったビデオカメラも持ってきていた。
これが、なかなかの力作で感心してしまった。
その後、部屋に持ち込んでいた段ボールをハサミで切って、何か作っていました。
後半、みんなでいろんな打楽器で同じリズムを刻みました。
だんだん速くしていくと、Y君は両手にリズム楽器を持って、踊り出しました。
その踊りが素晴らしくて、ちょっとびっくりしました。
途中から、「そうだ!」と叫ぶと、段ボールのところに走って行き、何やら細長く切った段ボールを持ってきました。
そして、
「これ、指揮棒」と叫ぶと、みんなのリズムに合わせて、指揮棒を振り始めたのです。
いつしか、Y君の指揮棒に、みんなの音が合わせるようになりました。
最後は、指揮棒と音が合わさり、「ダン!」で、終了。
Y君、とっても満足気でした。
ワークショップ終了後、明日の授業の打ち合わせ。
20:30帰宅。
その後、妻に、今日の子ども達の様子を聞いてもらう。
特に、Y君の話をし出すと止まらない。
この二日間の様子は、本当にドラマを見ているようだった。
子ども達にほんの些細な変化を起こすために、我々教師は日々、子ども達と格闘する。
それが、アーティストと出会うことによって、普通では考えられない大爆発、大変化を起こすのだ。・・・これが、私がアーティストを学校にお招きする最大の理由だ。
教師ではなかなか、ここまで子ども達の内面にあるものを引き出すことはできない。
そのことを、その瞬間を多くの教師に見てもらいたいと思う。
奇跡が、起こっている。そう思う。
土曜日のコンサートは素晴らしいものになるだろう。だけど、見るべきものはその前にあるのだ・・・。
土曜日のコンサートの最終チラシ&ポスターの制作に励む。