2004年 06月 19日
6月18日 「なくしたい言葉」「ふやしたい言葉」
けれど、教師からの一方的な話だけじゃなくて、子ども達の方からも思いを出していけるような授業をしなければ・・・と思ってきた。
事件の後、新聞に九州の菊池先生の学級経営が紹介されていた。
それは、「クラスでなくしていきたい言葉と溢れさせたい言葉を子ども達に紙に書いてもらい、みんなで確認し、教室に掲示していく」というものだ。
この授業をやるタイミングを考えていた。
そして、今日、その授業を実施した。
まず、最初に、御手洗さんのお父さんの手記を朗読した。
教室の空気が緊張したものとなった。
「言葉というものがあまりにも乱雑に使われている実態」「コミュニケーション不足からくるすれ違い」・・・それは、このクラスにもあるものだよね、と話す。
子ども達に2枚の紙を配布。
1枚には「教室からなくしていきたい言葉」、もう1枚には「教室にふやしていきたい言葉」を3つずつ書くように言った。
しばらく待って回収。読み上げていくと、同じような言葉が続く。
「なくしたい言葉」・・・死ね、殺すぞ、バカ(あほ)、泣かすぞ、うざい・・・。
「ふやしたい言葉」・・・ごめんなさい、ありがとう、だいじょうぶ?、がんばれ!
おはよう、さようなら・・・。
誰もが同じものを求めている。安心して、楽しい思い出がたくさん作れる教室にしたい。
来週からは、全校をあげての挨拶週間だ。意識して取り組めるように声をかけたい。