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学校から新しい風を!

5月27日 今年も書いていますが、まずは昨年のものを・・・

週に一度は、学校の図書館に行き、本を借りるようにしている。
何せ、本校の図書室は、まさに本の宝庫。
今日は、新着本の中に、買おうと思いながら買えないままになっていた本を見つけ借りてきました。
それが、これ。
「新章 神様のカルテ」(夏川草介著・小学館)。このシリーズは好きで既刊本は全て読んでいる。
5月27日 今年も書いていますが、まずは昨年のものを・・・_a0023466_21410746.jpg
さて、今回も昨年に書いた教員向けの通信を少し紹介します。


◎菊池省三さん(元北九州市小学校教員)の言葉に


群れになるな、集団になれ



というものがあります。菊池さんはNHKプロフェッショナルに出演された後、教員を辞められ、今は、教育実践研究家として全国行脚をされています。「群れ」「集団」という言葉は、その昔、全生研の集団作りの本などで、よく使われた言葉です。今、菊池先生の本は飛ぶように売れているようです。ただ、菊池さんは決して「ほめ言葉のシャワー」だけの実践家ではなく、その背景には様々な実践が隠れています。私は何度か飲みながら話をしたことがあるのですが、その知識量に圧倒された記憶があります。上に紹介した菊池さんの言葉も、今は亡き大西忠治先生の本なども読まれると、更に心に響くものがあると思います。菊池さんの本はたくさん出版されていますが、教え子の吉崎エイジーニョさんが書かれた2冊(「菊池省三、最後の教室」「学級崩壊立て直し請負人」)が特にお薦めです。


◎以前、大山崎山荘美術館のことを書きましたが、今回は佐川美術館を紹介します。佐川美術館は佐川急便が創業40周年記念事業の一環として琵琶湖を望む美しい自然に囲まれた近江・守山の地に1998年に開館させた美術館です。築20年になるわけですが、古さを感じさせない美しい建物です。そんな佐川美術館で、今、「田中一村展」が9月17日まで開催されています。私は、田中一村のことを知らなかったのですが、この夏「日本のゴーギャン 田中一村伝」(南日本新聞社編・小学館文庫)を読んで、ファンになりました。苦しい生活の中で、真摯に絵に立ち向かう生き様は凄まじいものがあり、感動しました。何としても、17日までに行かねばと思っているところです。同時に、先日から京都国立近代美術館では「東山魁夷展」が始まりました。田中一村と東山魁夷は東京美術学校(現東京藝術大学)の同期生でもあります。田中一村はすぐに大学を辞めてしまったので、二人の間にそんなに交流はなかったようです。東山魁夷の展覧会は京都では30年ぶりとのことですから、こちらも見逃すわけにはいきません。皆さんもお時間があれば是非!


◎夏休みに茨木キャンパスで、APU学長の出口治明さんのお話を伺う機会がありました。話が本当にお上手で驚きました。1時間程度の話でしたが、そのくらいの時間を何の資料もなく滑かに、よどみなく話せる話術って凄いなあと感じました。話されるスピードや、間の取り方、声質といった全てのものが関連しているのでしょうが、話される言葉が自然に自分の中に入ってくるのです。


出口さんの本も何冊か読みましたが、私の心に一番残っているのは「人生を面白くする本物の教養」(出口治明著・幻冬舎新書)という本です。出口さんは、どの本でも読書の重要性を説いておられます。それから、「人に会う」「旅に出る」と続きます。その三つの大切さが、エピソードを交えて分かりやすく書かれています。他にも何冊か本棚に並べてあるので、興味のある方は是非読んでみて下さい。


by sitoi | 2019-05-27 21:43 | Comments(0)

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