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学校から新しい風を!

5月8日 高学年の社会科の授業を見せていただきました

今日は高学年の社会科の授業を見せていただきました。
10分ずつくらいの時間でしたが、その程度の時間でもいろんなことが見えてくるものです。
明日、きちんとコメントしないとね。

今日も昨年の教員向けの通信を紹介します。

一学期も残すところ、僅かとなってきました


◎40代の頃、様々なアート関係の方と一緒に授業を創る機会がありました。そこで、学んだのは、


教えるのではなく、引き出す


ということでした。それまで、私はいかに効率よく子どもたちに物事を教えていくかということを中心に様々な指導を行っていました。ところがアート関係の方々は決して安易に教えず、子どもたちの考えや思いを引き出すことを常に考えていらしたのです。

 

 この方々の子どもへの接し方は、まさしく目から鱗の連続でした。いろんなアーティストの方との出会いがあったのですが、中でも忘れられないのが「砂連尾理(じゃれお おさむ)さん」です。当時から、砂連尾さんは、コンテンポラリーダンサーとして国内外で有名な方でした。その方に小学校に一か月間通っていただき、一緒に子どもたちと創作ダンスを創り、運動会で作品を披露するというプロジェクトをお願いしたのです。タイトな日程の中で、砂簾尾さんが一貫して大切にされたのが「身体づくり」と「対話」でした。今、砂連尾さんは老人ホームで、お年寄りとのダンスに精力的に取り組まれています。一昨年、本も出版されて話題になりました。「老人ホームで生まれた<とつとつダンス>」(砂連尾理著・晶文社)です。興味ある方、本棚にありますので、是非、お読み下さい。


◎室町時代の学習では「金閣」「銀閣」といった建造物が登場します。この場合の「閣」の意味は、「重層建築、髙く構えた建物」といったことになるようです。京都には「京都三名閣」と呼ばれる建物が存在し、「金閣」「銀閣」は有名なのですが、残り一つが「飛雲閣」と呼ばれる建物です。西本願寺にあり、現在、修復中となっています。飛雲閣もとても素晴らしい建物です。


 同時に、「金閣、銀閣」と授業した時に、子どもたちの中から出されるのが「先生、銅閣はないの?」といった質問です。銅閣は存在しませんが、実は京都には「別名・銅閣」と称される建物が存在します。東山区のお寺、大雲院の祇園閣は通称・銅閣寺(銅閣)と呼ばれているのです。場所は八坂神社のすぐ近くです。この祇園閣の歴史は浅く、昭和になって、現在の大成建設や帝国ホテルの創始者でもある人物、大倉喜八郎氏が建設されたのです。祇園祭の山鉾そっくりの建物で、すぐ分かります。普段は非公開なのですが、毎年、夏場だけ公開されます。祇園閣の楼上からの眺めは素晴らしく、お時間があれば、近辺と合わせて散策されると楽しいスポットです。


◎荻原浩さんの著作「明日への記憶」は衝撃的でした。映画は渡辺謙が主演し話題になりましたが、映画もとても素晴らしかったです。原作も映画も素晴らしい類稀な作品でした。だいたい原作を先に読んでから映画を見ると、そのイメージのギャップに悲しくなるのですが、この渡辺謙の演技、そして脚本は素晴らしいものでした。この作品以来、荻原さんのほとんどの作品を読みましたが、心にジンと響く作品を書いてくれる作家さんです。お薦めは「家族写真」(講談社文庫)、「メリーゴーランド」(新潮社)、「あの日にドライブ」(光文社文庫)、「神様からひと言」(光文社文庫)あたりかな。教員ルームの本棚にも何冊か並べてあるので、夏休みの読書にいかがでしょう。


by sitoi | 2019-05-08 21:55 | Comments(0)

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