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学校から新しい風を!

4月26日 4月が終わりました

4月が終わりました。あっ、学校の登校日のことです。
この4月、学校を変えるために、私なりに考え、動いた一か月でした。
あたりまえですが、そんなに簡単に何も変わりません。
自分の非力さに悔しさだけが積み重なる日々だったとも言えます。
けれど、今年は最後の一年だから、あきらめることなく動き続けたいと思っています。

はあっ・・・帰宅途中にコンビニに立ち寄り、購入。
4月26日 4月が終わりました_a0023466_08173623.jpg
まあ、ささやかな趣味ですから(笑)。

以下、昨年の通信です。

今回も些細な事ですが、何かの参考になれば幸いです

◎一学期、一番しんどくなる季節が6月だと言われます。そんな時、気をつけたいのが、


教師VS子どもたちという状況に陥らない


ようにすることです。


 研修会でも話させていただいたように、この時期に学級の中でうまくいかないことが生じた時、教師は「縦糸の張り方がまずかった」と思い、ついつい説教に終始しがちです。しかし、それは度を超すと、子どもたちからの反感を受けるだけになってしまうということです。この時、どちらかと言えば「横糸の張り方が不十分だった」と思い、子どもたちから話を聞く、子どもたち同士がつながっていけるような活動を取り入れていく方が効果的な場合が多いのです。


 6月はそれぞれの学年で大きな行事も控えています。それらの行事に取り組む中で、様々な問題も生じてきます。冷静に考えれば、問題が生じた時は、問題をクリアすることで子どもたちを大きく成長させることができるチャンスです。教師と子どもたちが対立してしまってはいけません。学級をよくしたいという思いは、共有できるはずなのですから。

 

◎「京都市内に古墳はあると思いますか?」という問いをもとに授業を組み立てたことがあります。教科書の中には大仙古墳を筆頭にいくつかの古墳が紹介されています。全国にたくさんの古墳が残っていることは推測できますが、京都市内と限定した場合はどうでしょう。何と、京都市内にも古墳はいくつか残っているのです。私が、子どもたちに紹介するのは「蛇塚古墳」です。これは右京区の太秦に残っている古墳です。住宅街を歩いていくと、大きな岩が積み上げられたモノが急に姿を見せます。これが「蛇塚古墳」です。


 もともとは前方後円墳だったものの石室だけが残されたのです。古墳に埋葬されたのは、秦(はた)氏。渡来人で、織物技術を伝えたと言われています。そもそも、太秦(うずまさ)という地名は、秦氏が「絹織物をうずだかく積み上げた」ことからつけられたと言われています。秦氏創建の神社として有名なのが「蚕の社」です。昔から変わった神社名だなあと思っていたのですが、秦氏との関係を知れば、納得ですね。


◎瀬尾まいこさんという作家をご存じですか。私が瀬尾さんの作品を初めて読んだのは「天国はまだ遠く」という本でした。読み始めて、驚きました。なぜなら、そこに描かれていた風景は私の郷里そのものだったのです。そう、この物語の舞台は京都府の丹後なのです。瀬尾さんの作品はどれも、独特の優しさが漂っていて、あっという間にファンになりました。調べてみると、当時、瀬尾さんは丹後で中学校の国語教師の仕事をしながら執筆活動を続けておられました。たくさんの物語を書かれているのですが、その中に教師としての日々を綴られたエッセイ「ありがとう、さようなら」という作品があります。この中では、瀬尾さんと生徒たちの何ともユーモラスな日常が描かれています。


普通の教師(?)とはちょっと違った視点で生徒たちを優しく見る姿は、学ぶ点も多く、お薦めの一冊です。瀬尾さんの作品も何冊か本棚に置いてあるので、よろしければお読み下さい。


by sitoi | 2019-04-27 08:20 | Comments(0)

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