2016年 10月 20日
10月20日 教育実習生の指導を終えて
毎回思うのだけれど、指導を受けているのは私だ。
私自身が私を指導しているような感覚に陥る。
そして、教育実習生が、私が失くしかけているものを教えてくれる。
若さだとか、熱意だとか、そういったことではない。
一言で言えば、謙虚な姿勢といったところだろうか。
なまじ年をとってしまうと、誰も面と向かって注意をしてくれなくなるものなのです。
それをいいことに、謙虚な姿勢を忘れがちになってしまうのです。
この実習期間、実習生を見て、何度も何度も反省すべき点に気づきました。
たとえば、昨日、もう帰ったと思っていた学年の実習生たちが別室に残って、何やら議論していた。
あれまと思って、聞いていると、最終日に子どもたちに手渡す手紙をどんなものにするかといったことでした。
「へーっ」と思いながら、議論を聞いていると、話があっちへいったり、こっちへいったり、まとまりません。どうやら、ああだこうだと、もうかなりの時間を費やしているようでした。
私なら、数分で結論を出すでしょう。
でも・・・・早くプランを立てられるのがいいとは限りません。私は、単に手を抜いているだけなのかもしれないなと思った次第です。
ベストを探さず、とりあえずベターでよしとする。そうなっていないか?帰り道、そんなことを考えながら帰路につきました。
そんなことに気づかせてくれた実習生たちには、感謝、感謝です。
今日、最後の時間。学級のお別れ会の席で、実習生の女の子がトランペットを、私はギターで、二人で「遠き山に日は落ちて」を演奏。子どもたちにプレゼントしました。
今日の昼休み、実習生と2人で練習しました・・・。
そういえば、若いころは、毎日のようにギターを弾いて、子どもたちと歌を歌っていました。
若い人から学ぶべきは、ベテランなのかもしれません・・・。