2015年 07月 17日
7月17日 自宅待機の一日 学級崩壊について①
というわけで、今日は一日、家で仕事をしながら過ごす一日。
少し間があいてしまったが、高学年女子との付き合い方について、私の思っていることを書いてみたい。
30年以上の教師生活の中で、その多くを高学年担任として過ごしてきた。
その間、同じ学年のクラスが学級崩壊に陥り、担任が休まれたことは2度。
時期は同じ。
運動会が終わって(私が勤務していた町では9月末が運動会)間もない10月頃だったように記憶している。
残りの5ヶ月ほどの日々・・・。
これが苦しかった。
隣のクラスの担任である私が対応しなければならないことは山積みの日々だった。
学年の中の一クラスが崩壊した時、どういう対応が必要になるのか・・・機会があれば記録に残したいほどである。
さて、上記の2クラスの崩壊に共通した点があった。
それは、担任と女子との関係が悪くなっていったという点である。
そして、この2クラスを担任されていたのは、ともに力のあるベテランの先生であった。
お二人とも、校長先生から「あなたしかいない」と頼み込まれて担任を受けられた。
さらに、お二人とも学年主任である。
一部の女子との関係が悪くなる中で、学級経営に支障をきたすようになっていった。
関係が悪くなったのは、ともにクラスの中でリーダーとして力を発揮してほしいタイプの女子だったように思う。
まず、一つのクラスの状態について書いてみる。
中学年中心に担任をされていたベテランの女性の先生。
とにかくきちんとしたクラスをつくりだすことで有名だった(ようだ)。
4月当初から、いち早くクラスを落ち着かせようと(そのように見えた)、細かな指示、注意を繰り返されていた。それに、一部の(最初は二人だったと思う)女子が反発を始めた。
先生は押さえ込もうと、さらにガミガミと注意をするようになっていった。
たぶん、その女性教師には、一学期のうちにたどり着きたいクラスの状態があったのだと思う。
中学年で毎回できていたことが高学年でできないわけがないという焦りがあったのだと思う。
一学期の終わり頃には、「もう何が何だかわからないわ」と話されるようになっていった。
「これはやばいな・・・」と私が思うようになったのは、水泳の時間。
この二人は、全時間、見学だったのだ。
「どうしたんですか?」
と担任の先生に尋ねると、「体調が悪いそうなの」とのこと。
しかし、見学している様子を見ていても、しんどいようにはまるで見えない。
高学年女子ですから生理ということもあるのでしょうが、数週間に及ぶ水泳指導の全てには当てはまらない。
・・・・明らかに、担任への反発である。
担任も家庭に連絡するのだが、「しんどいと言っていますので・・・」との答え。
もう、この頃には、その先生は、その女の子達に指導する気力も失せているように見えた。
たとえば、4月当初には、時間に遅れている子には、
「はい、早く動く。ダラダラしない!」
とおっしゃっていたのが、この頃になると、
「もう時間よ。そろそろ動こうか。」
といった感じである。
その女の子は、ちらっと先生の方を見て、フンといった態度でゆっくり動き出すという感じなのだ。
こんな感じで一学期が終わっていった。
・・・・ちょっと休憩。
また、後で続きを書きます。