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学校から新しい風を!

9月22日 菊池先生の本を読んでほしい

今、住んでいる一軒家に越したのは、娘が年長の時だから14年ほど前のこと。
それまでは、マンションの15Fに住んでいた。

マンションの一部屋は本部屋だった。
3面全てに本棚を設置し、教育書を並べていた。

引っ越しの時に、月刊誌の教育書のほとんどを処分した。
現代教育科学、国語科教育、社会科教育、教室ツーウェイ、等々の本だ。

で、今の家には、納戸がある。
そこに、手作りで本棚を置いた。

14年たって、何度か本を整理したものの、本が山積みになって、もうどうしようもない状態となっていた。
それで、どんどん本を処分することにした。
今は、便利なブックオフとい店があるので、妻が袋を下げては運んでいる。

1回に千円程度のお金になるらしく、それでランチを食べて帰ってくるそうだ。
おかげで随分すっきいりしてきた。

本を整理していると、思わぬ発見もある。
先日は、ずーっと、読み返したいと思っていたのだが、わからないままとなっていた本を見つけた。

「和久田薫・社会科の授業 地域で育てる社会科認識」(和久田薫著・部落問題研究所)が、それ。
1990年発行で、3800円している。

和久田先生は知る人ぞ知る、京都府の丹後が生んだ素晴らしい社会科の実践家だ。
和久田先生の凄いところは、地域に根差した徹底した教材研究にある。
この本は捨てられないなあと思う。

もう、私は、そういう本だけでいい・・・。そう思う。
つまり、信念を忘れないようにしてくれる本だ。

おかしなもので、本を処分しながら、新しい本を買い続けている。

先週は、遅ればせながら、菊池省三先生の本を買った。
この夏、北海道でご一緒させていただいたが、本当にお忙しそうだった。
そんな忙しさの中で出された本だ。
本の装丁が、ちょっと、私の趣味じゃないのも手伝って読まないままとなっていた一冊だ。

「学級崩壊立て直し請負人」(菊池省三・吉崎エイジーニョ著・新潮社)が、それ。
9月22日 菊池先生の本を読んでほしい_a0023466_9213092.jpg

結論から言うと、とてもよかった。
とてもよい本だ。
明日の授業に役立つようなハウツーが書かれた本ではない。
けれど、一生の指針になる本だと思う。
若い方には是非読んでほしい。
そして、中堅、ベテランという方々は、菊池先生の「覚悟」を学ぶべきだ。
もちろん、私も含めて・・・・。

菊池先生、素晴らしい本でした。
この本は捨てられない・・・。
こうして、また、新たな蔵書が増えていく・・・・。
by sitoi | 2013-09-22 09:03 | Comments(0)

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