2012年 12月 16日
12月15日 合唱コンクールの朝
うーん、なかなか辛い・・・。
今日は、合唱コンクールの日。
朝、7:00過ぎに学校着。
今朝は、まっすぐ教室へ。
黒板に、こう書く。
「おはようございます。
今日は、いよいよ合唱コンクールです。
出発は、8:40です。
笑顔で出発できるよう、それまでの時間を使自分達で考えて使いましょう。」
私は、合唱コンクールが好きだ。
合唱コンクールの取り組みは、私にとっては演劇の取り組みと似ている。
それは、みんなで一つのものをつくっていくという活動だから。
だから、何よりも、「子ども達同士の意見の擦り合わせ」を大切にしたいと思っている。
音楽の指導については、本校の音楽科の先生は素晴らしいので、私の出る幕はない。
私などが、何か言えば、かえって子ども達の混乱をまねくだけだと思っている。
だから、私のやるべきことは
「子ども達同士が意見のすり合わせを行いながら、活動を行っていく時間と場を創る。」
そして、
「子ども達だけで活動していけるよう見守る。」
この2点に尽きる。
そして、最終日の今日、子ども達の動きは文句のつけようのないものであった。
8:40までに、全員練習、パート練習、制服のチェック、トイレまで組み入れていたのだから。
だから、8:40、子ども達の前に立った時は、一言話をするだけでよかった。
「笑顔で出発できますか?」
と。
今日は、指揮者の子の声掛けで、円陣を組んで声を出して出発することに。
リーダーがリーダーの仕事をし、それをみんなで支える。
支えるというのはどういうことなのか?
そういったことを学んでくれた取り組みになったと思う。
そして、本番。
私は、観客席から、子ども達の歌声を聴かせてもらった。
とても良い合唱だった。
特に指揮者の出来は、過去3年間で最高のものだった。
何のために皆の前で指揮をするのかを考えていたから・・・。
しかし、結果は1位でも2位でもなかった。
悔しがり、涙する子もいた。
それはそれで大きな価値がある。
練習は裏切らない・・・私の大好きな言葉だ。
けれど、練習を繰り返しても叶わないものもある。
それを知った上で、尚も信じる。
練習は裏切らない、と。
それが、大人への階段なのだと思うから。
とても良い合唱コンクールになったと思う。