2011年 09月 03日
9月1日 World Week終了
あっという間の一週間だった。
毎日の仕事も、迫ってきた期末テスト作成に、週末の「明日の教室・福岡分校」の講座の資料作成が重なり、なかなか大変な一週間でした。
もちろん、夏休みの宿題の処理等もありますからねえ。
で、最終日の今日は、各国の文化にふれる「文化交流会」、クラスでの「お別れ会」、学校全体での「お別れ会」が行われるという慌ただしさ。
学生に渡す色紙の寄せ書き、学級お別れ会の段取り・・・こういったものは、通常なら、学活の時間をとって準備していくもの。しかし、教科担任制をとっているため、その時間が・・・・ない。
下手をすると、担任が全てを背負い込んで、処理してしまうことになる。
つまり、子ども達に「一言」を書かせ、色紙に担任が貼る形で色紙を完成させ、お別れ会の司会を担任が行い、ゲームを仕切っていく。
これでは、疲れるばかりか、子ども達までもがお客さんになってしまう・・・・。
そこで、子ども達に任せていくことにした。
色紙は、絵を描くのが好きな2人に、担当を任せた。
お別れ会は、班長たちに、時間等を伝え、任せた。
色紙担当の子たちは、付箋紙を適当な形に切り、クラスの子に一言を書いてもらい、事前に書いておいたメッセージとのレイアウトを考えながら、きれいに仕上げてくれた。
班長たちは、自分たちで休み時間に集まり、机の配置や、御礼の言葉、ゲームの進行などを決め、スムーズに進行してくれた。
この進歩は大きい!
教室運営を考えた時、「教師の指示に敏速に動く子どもたち」というのは大切なことだろうが、一年の終わりになった時、それだけでは困る。
「教師の指示がなくても、自分たちで動ける子どもたち」であってほしい。
プロセスとしては、「教師の指示で動く」→「教師の指示のもと、自分たちで動く」→「自分たちで動く」ということになるだろう。そのあたりのプロセスを明確にしていくことも大事かな・・と思う。
とにもかくにも、子ども達の成長を感じた「学級お別れ会」となった。
ホッと一息である。