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学校から新しい風を!

6月11日 なぜ、を繰り返せ

本屋には、「こうすればうまくいく」といった類の本ばかりが並べられている。
本当か?
・・・・私は、たぶん、本の通りにやってもうまくいかないと思っている。
だって、そんなに単純なものじゃないもの。

「こうすれば・・・」と通りにやることは大事。
それすらやらなかったら、本当に大変なことになる。
でも、うまくいかないと思う。

一番大切なのは、うまくいかなかった時に、自分自身に「なぜ?」を繰り返すことだと思う。
「なぜ、授業がうまくいかないのか?」
「なぜ、学級がまとまらないのか?」
たとえば、
「発問しても、子どもの手が挙がらない」
「教室がザワザワしている」
「子ども達のノートがぐちゃくぐちゃになっている」
という現状をいくつか声に出すことができたなら、
「どうしたら、子ども達の手が挙がるのか」
を考えればいい。

6年生の各学級で社会科の授業をしている。
5月段階で気になったのは、手を挙げる児童の少なさ、だ。
学級の三分の一(10人程度)しか手が挙がらない。

そこで、こう言った。
「まず、手を挙げなさい。答えは、手を挙げてから考えなさい。そういう訓練を自分に課しなさい。」と。
この言葉の私なりの意味づけは、以下の3点。

1.はっきり分からなくても手を挙げていいんだという意識を子ども達に持たせたい。
2.子ども達は、数の多い方に流れる。学級の中で手を挙げる子が多くなればなるほど手を挙げやすい。
3.まず言わなくてはいけなという意識を持つことは、これからの人生でとても大事。

少し手を挙げる子が増えた時点で、次の手を打つ。
「児童による指名」という方法だ。
私が最初の一人目を指名し、その後は、発表した子どもが次の子を指名していく。

で、方法を取り入れた時点で、次の手を考える。
ある日、次の子を指名した時に、その子に、こう問う。
「なぜ、××さんを指名したんですか?」と。
これは、タイミングと見極めが大事。
こういう答えが返ってくるだろうという想定だ。
「あまり、手を挙げていなかった××さんが手を挙げていたから」
「いつも××さんは、参考になる意見を言ってくれるから」

そこで、その子を褒める。
「素晴らしい。よく学級の様子を見ていたね。こういう指名ができると学級の話し合いが深まるね。」と。

なぜ、うまくいかないかを自分に問い続ける。

うまくいっいる時も、次の一手を考える。

うまくいき続けることなどないのだから・・・。

かく言う私も、月曜日からのの次の一手を考えているところである。
by sitoi | 2011-06-12 08:41 | Comments(0)

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