2011年 03月 20日
3月19日 何も考えられない日々
この一週間、学校では卒業前のバタバタした日々。
自宅に戻ると、食い入るように東北の様子をただただオロオロしながら見るばかり・・・。
ブログを書くという気にはなれない日々。
政府の対応もどうなのかなあ・・・と思う反面、日本の人々、世界の人々の対応は素晴らしかった。
たくさんの支援の動きを見ていると、やっぱり、「人を救うのは人なのだ」と思ってしまう。
私の勤務校でも、年度末の宴席を自粛し、その分のお金を義援金として送ることが決まった。
もっと私にできることは・・・・と思ってしまう。
ブログも再開しようと思う。
さて、今日は、卒業式であった。
子ども達は、とても立派だった。
この三日間ほど、卒業式の後の教室での最後の時間をどう過ごさせようかと悩んでいた。
時間は、30分ほどあると聞いていた。
もちろん、私が子ども達に向けて30分間、話をするのもありだろう。
でも、今回は、ちょっと、それはやめておこうと思った。
このクラスは、子ども達一人一人が創ってきたクラス。
最後は、子ども達、一人一人にほんの少しでもいいからみんなに向けて何か言葉を言ってほしいなと思ったのです。
それから、「思い出の場所」というフォトストーリーをつくることにしました。
子ども達に、こう説明しました。
「卒業したら、もう、この小学校に来ることはないと思う。だから、この学校で自分の一番の思い出の場所を写真に撮ってみない?そして、その場所がどうして一番の思い出の場所なのかを簡単に説明して。最後に、この教室で、それをみんなで見ない?」
子ども達も、「やってみたい!」ということで、この数日、子ども達と校内を歩き回り、写真を撮って回りました。
で、その写真と、コメントと、せっかくなので子ども達一人一人の低学年の時の写真をセットにして、フォトストーリーにしたのです。
BGMは、子ども達が卒業式で歌う曲です。式の二日前の練習時の歌声をICレコーダーで録音しました。
たとえば、こんな写真です。
この写真を撮った子は、「疲れた時、この教室の窓からボーッと景色を見るのが好きでした」とコメント・・・。
とてもいい時間を過ごすことができました。
一年間ありがとう。そして、さようなら!