2011年 02月 22日
2月22日 プロをお招きするための資金
今日は、そのあたりのことを書いてみようと思う。
一年目の綱渡りで、私は、プロをお招きするための謝礼ということについて考えざるを得なくなった。
いろんな人を呼んでみたい。
しかし、そのためには、資金が必要だ。
どうすればいい?
私がとった方法は、とりあえず、自分で何とかする。
教育助成金というものを手に入れることだった。
一度、インターネットで検索されれば分かると思うが、結構、いろんな助成金があるのだ。
一年目の穐吉さんをお招きした時に、ソニー教育財団から賞をいただいたのを機に、私は可能な申請書は次から次へと書くようになった。
一年に一つ助成が採択されれば、自分の好きなことができるのだ。
そう思えば、辛くはなかった。
ソニー教育財団は、翌年も挑戦し、「努力賞」の上の賞をいただくことができた。
金額はたぶん30万円で、ノートパソコンとデジタルビデオをいただいたように記憶している。
それから、7年くらいの間、ずっと、助成金申請書と格闘した。
私が申請し、採択され、助成金をいただいた団体を覚えている範囲で書いてみると、
パナソニック教育財団
ソニー教育財団
上月スポーツ・教育財団
ちゅうでん教育振興財団
エネルギー環境情報センター
学術振興会
河川環境管理財団
シティ・サクセス・ファンド
防災教育チャレンジプラン
CEC
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あと覚えていないが、毎年、採択されるまで応募し続けた。
プロに、プロの仕事を頼むのに、無料というのはあり得ない。
それが無理なら、頼むべきではない。
その一点は、歯を食いしばって守ってきた・・・つもりだ。
もちろん、恥ずかしいような金額しか、お渡しできていないのだが・・・・。
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今も、一緒に仕事をさせていただいている蓮行さん(劇団衛星代表)とは、出会った頃、こんな話をしていた。
私は、当時、実験的な授業、「演劇で算数」という授業を蓮行さんと取り組んでいた。
算数の授業を劇団の方と一緒にやるというものだ。
で、謝礼として、2万円しか、その時、お渡しすることができなかった。
その時、蓮行さんと、こんな言葉を交わしていた。
「いつか、二人で、2億円くらいの企画に加われればいいね、それを目標にしよう!」と。
昨年から、コミュニケーション教育推進会議に出席させていただいている。
文部科学省主催の会議だ。これは、学校教育の中に、演劇などのメソッドを取り入れようというもの。
この予算が、何と、約2億円・・・・なのだ。
10年前、笑い話だった話が、今、現実となっている・・・・。
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こんな風にして、私は、やりたいことをやってきたのです。