7月15日 夏休みの研修準備

昨年、一昨年と2年間、生活指導に関する校内研修で先生方に話をする場をいただいた。
今年は、私が生活指導の担当をしているので、夏休みの研修をどうしたものかと考えていた。
悩んでいると、昨年の生活指導担当の先生が、
「そんなもん、糸井さんがやるべきやろ。きちんと伝えるべきことがまだあるやろ。」
とおっしゃる。

しかし、3時間ほどの研修の準備をするのは手間もかかるし・・・。
まあ、迷っていた次第です。

そんなとき、こんな話を学級の子どもたちにする機会がありました。

「あのなあ、先生、昔ずっと、クラスの子どもたちと空き缶を集めていたことがあるんだ。」
「?」
「まあ、社会科の学習と関連するんだけど、・・・空き缶って、お金になるんだ。値段に変動はあるんだけど、おおざっぱに言えば、1個が1円って感じかな。」
「えっ、すごいやん。」
「うん、すごやろ。でね、みんなで家から持ち寄って、定期的に先生がお金に換えてくれる工場に運ぶわけ。月に1000円くらいになったんだ。それでね、みんなで相談して学級に必要なものを買うんだ。たとえば、インコって鳥知ってる?」
「知ってる、知ってる。」
「ある年は、インコを買ってきて、学級で育てたこともあるよ。休み時間なんか籠から出して、可愛がってたよ。窓を開けたままにしていて、逃げていって大騒ぎしたこともあったけど、なんと、しばらくしたら帰ってきたり・・・。」
「へーっ。」
「でね、ある年の子どもたちは、もう少し貯める、もったいないって言って、全く使わなかったんだ。それで、三学期になって、もうすぐ卒業だから、どうしようってことになって、・・・お金も1万円以上たまっていたんだよ。」
「すごい!」
「最終的に、社会科の学習の影響もあると思うんだけど、世界の恵まれない子どもたちのためにユニセフに募金するってことになったんだ。学級委員と一緒に郵便局に行って、振り込んで・・・そして、みんなは何かすごくいいことをしたって気になってたと思う、先生も含めて・・・」
「えっ、だっていいことじゃない。」
「うん、そうなんだけどね、しばらくしてから、ユニセフからお金が届きましたって手紙が来たの。そこに黒柳徹子さんからのメッセージが入っていてね。そこにこんなことが書かれていたんだ。募金をありがとうございます。世界の恵まれない子どもたちのために募金をしてくださるあなたたちの優しさに感謝します。・・・けれど、あなたの近くにいるお友だちは困っていませんか?名前も顔も知らない世界のどこかで困っている子どもを救おうという優しさを、どうかあなたの隣にいるお友だちにも向けてあげてください。世界中のみんなが隣にいる友だちのことを考えたなら、そうしたら、世界中の子どもたちは幸せになるはずだから・・・(私の記憶の文章です。文章は違うと思いますが、意味はこういったものでした)」
「その時の学級はね、喧嘩もあるし、いやなことを言ったりする人もいたんだ。そんなことに向き合いもせず、世界のためにがんばったといい気になっていた自分が恥ずかしくて、何だかねえ・・・。そう、まず、自分の隣にいる人を助ける。そうなんだ。」
「・・・・・。」

今のクラスでちょっと問題があったときにした話です。
もちろん、本当の話です。

名前も顔も知らない人を救う・・・もちろん、素晴らしい行為です。
ですが、それなら、それと同じように、いや、それ以上になぜ、目の前で困っている人を救わないんだってこと。

話をもとに戻します。
困っている若手、教師志望の学生を救うために、私は「明日の教室」という研修の場を立ち上げた。
ならば、目の前で悩んでいる校内の先生方のためにできることをやるのに、準備が面倒?
それはないだろ、情けないってことなのですね。

ということで、3連休の初日の今日は、3時間分の研修の構想を練ることにしました。
どこでもしていない、校内だからしなければならない話をしたいと思っています。


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# by sitoi | 2017-07-16 09:50 | Comments(0)  

7月14日 歩いて学ぶ日本の歴史

18:00、一応の仕事を終えて、退勤。
一応の成績処理、一応の所見、一応の夏休みの課題である。
帰宅途中に、連休中に読む本を購入。
「忍びの国」(和田竜著・新潮社)が、それ。
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今年の6年生の夏休みの課題は、「歩いて学ぶ日本の歴史」として、パワーポイントを作成。
これは、せっかく京都という歴史の宝庫とも言える町で歴史を学ぶのだから、本にかじりつくだけでなく、その場所に行ってみましょうよ、そこで歴史を感じましょ、といった意図でつくったもの。
行ってみてよという場所を10ほど紹介。ただし、説明を加えて、そこに行くと、こんな場所もあるよと書き加えた私なりの歴史ガイド書。

一例を紹介すると「京都国立博物館」。
写真をクリックすると、こんな説明が出てくるようになっている。

京都国立博物館では、古代の土器や青銅器を見ることができます。また、古い絵画や書も数多く展示されていますので、ぜひ、ゆったりと鑑賞してほしいと思います。
京都国立博物館のすぐ近くには、三十三間堂があります。ずらりと並ぶ1001体の観音像が有名です。また、「通し矢」が行われた場所としても有名です。江戸時代には、本殿西側の120mも続く長い廊下を利用して行われ、一昼夜かけて弓を射続け、120m先の的に何本矢が当たったかを競ったといいます。多くの人が通し矢に挑んだため、寺内にはさまざまな通し矢の痕跡が今も残っています。
その他、「大阪の陣」の引き金となった梵鐘のある方広寺、豊臣秀吉が祀られている豊国神社もすぐそばです。あっ、「耳塚」も方広寺の向かいにありますよ。

で、行ってみて感じたこと、わかったことなどを日記帳2ページ以上にまとめましょう・・・というもの。
歴史に関わる場所を散策するのは、もう何年も私自身が楽しんでいること。
教材研究というよりも、もう趣味だ。

夕食は、私のリクエストで、妻と一緒にラーメン屋へ。
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夏休みまで、あと一息です。

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# by sitoi | 2017-07-16 07:42 | Comments(0)  

7月9日 やっぱり、いろんな方の話を聞かなくちゃね

昨日の「明日の教室」は実にエキサイティングだった。
私は、荒木先生の道徳の話を聞きながら、社会科の授業のことを考えたり、学級づくりのことを考えたりしていた。
きっと、私だけじゃないと思う。
学生にはわからないだろうが、現場の教師はきっとそんな感覚でいたのではないだろうか。

今、この時期に荒木先生を校内研究などの場にお招きするのは、すごくいいと思う。
きっと、道徳の授業のみならず、自分の授業すべてをチェックできると思うから・・・。

夜は、新しくできた串カツ屋で、懇親会。
旧知の先生方と楽しく過ごす。

そして、今日は日曜日なれど出勤日。
電車の中では、「社会科教育」(明治図書)を読む。
久しぶりに書かせていただいたので、昨日、届いたのだ。
河原和之先生の連載が興味深かった。
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# by sitoi | 2017-07-09 21:36 | Comments(0)  

7月7日 ゼロから学べる道徳科授業づくり

学校を少し早めに出て、河原町の丸善へ。
丸善は、今、京都では私が一番気に入っている書店だ。
で、小一時間、道徳に関する本を立ち読み。
明日、お越しいただく荒木先生の「ゼロから学べる道徳科授業づくり」(明治図書)が、やはり一番分かりやすくまとめられている本であることを再確認。結局、趣味の本を購入して、丸善を後にする。

明日は、久しぶりの「明日の教室」だ。
きっと、鼎談では道徳におさまらないいろんな話に展開するのだろうなと楽しみにしている。
席には、まだ余裕がありますので、当日参加も受け付けます。
ぜひ、お越しください。

帰宅後は、日本酒を飲みながら、荒木先生のご著書を再読。
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# by sitoi | 2017-07-07 22:37 | Comments(0)  

7月6日 まさに究極の授業だなあ

今年は、本校の道徳(本校では立命科という名称)の研究に立命館教職大学院の荒木寿友先生に関わっていただいている。
昨日も、道徳の授業に関してご指導をいただいた。
私の口から漏れた言葉が、
「それって、まさに究極の授業だなあ」
だったのです。

思い描いている授業を達成するには、
「何でも受け止めあえる学級」と「心を揺さぶる教材」が必要だ。
今年は、私も10月に校内の研究で授業公開をすることになっている。

そんなこんなで、今週末の荒木先生の講座を楽しみにしています。
お時間があれば、ぜひ、ご参加ください。




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# by sitoi | 2017-07-06 22:10 | Comments(0)  

7月2日 いつまた、君と

今日は、妻と滋賀県にブルーベリー狩りに行こうと、10:00頃に家を出る。
途中、「道の駅」で、買い物。
ここは、野菜も安いが、肉がお薦め。何やかんやと買い込み、クーラーボックスに放り込んで出発。
昼前に着くも、なんと週末の団体客が根こそぎ採っていったとのことで、開店休業中。
ならばと、そこから京都の東寺をめざす。
月初めの日曜日は、ガラクタ市が開催されているのだ。
約1時間ほどのドライブで東寺に到着。
何とサギがお出迎え。
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あれやこれやと見て回る。
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分からなくても、見て回ることが大切。
これは、教育も同じ。
本を読むのは大事。
だけど、実物を見ることが大事。本物を見なければダメだ。
今日、これを買おうかなと思ったのは、抹茶茶碗。
妻も「いいわね」と・・・。
二人で、「1000円になるなら買おうか」と相談し、とりあえず、値段を聞いてみる。
「あっ、それは、12000円。」
「ありゃ、だめです。予算オーバーです。」
「じゃあ、10000円にしとこか。」
「あっ、だめです。また!」
結局、今日は、何も買わずに帰路に着く。

途中、八幡市で「走井餅」を食べることに。
「走井餅」と「水無月」、それに抹茶がついて、600円。良心的なお値段です。
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いったん荷物を置いて、映画を見に行くことに。
「いつまた、君と 何日君再来」が、それ。
こういう時代があったんだなあ・・・。こういう時代を忘れずにいないといけないなあと思わされた映画。
やっぱり、映画っていいなあ。

帰宅後、買ってきた「すじ肉」を使ってビーフシチューを作ることに。
今から煮込んで、明日の夕食に。
この「すじ肉」は本当に美味しい。これで、1000円です。
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# by sitoi | 2017-07-02 21:49 | Comments(0)  

7月1日 昨日は「夏越の祓」でした・・・

6月30日は「夏越の祓」の日。
今年こそは、行きたいと思い、検索すると、学校の近くの「水火天満宮」が17:00から開催とのこと。
とりあえず仕事を放っておいて、16:30に出れば間に合うなと思っていたのだが・・・。
何と、出張の日でした。

朱雀キャンパスで、17:30からの会議・・・ガーン・・・です。
まっ、会議自体はみなさん前向きで勉強になったのですが、宿題をいただきました。
4000字~12000字以内で実践報告書を書かねばならないことに・・・。
まあ、仕方ないです、仕事ですから。

「夏越の祓」に参加して、「水無月」を買って帰る予定だったのにね。

今日、7月1日は土曜休業日。
和室をきれいにして、掛け軸も取り換える。
田舎から持ち帰った曾祖父の掛け軸「浴衣の句」なるものに。
曾祖父の名は、小室洗心。
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曾祖父は、与謝野晶子とも親交があったようで、我が家にも与謝野晶子の掛け軸が一つある。
いやはや暑い。
今夜は、和室でくつろぎながら日本酒をいただく。
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お酒のお供は「リーチ先生」(原田マハ著・集英社)。
原田マハの本はとりあえず全て読む。それくらい、この方の本には惹かれるものがある・・・。



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# by sitoi | 2017-07-01 22:56 | Comments(0)  

6月30日 生涯の学びに繋がるような授業がしたいなと思う

この間、例のアクティブラーニング、主体的で対話うんぬん・・・なるものと自分の授業観みたいなものを考え合わせたりする中で、アーティストの言葉を思い起こしていた。
困ったとき、悩んだとき、いつも思い起こすのは、ともに授業をつくった方々の言葉だったりするのです。その言葉とは、

「ねえ、糸井さん。美術教育って、なぜ、もっと鑑賞教育みたいなものに力を入れないんだろうね。これは音楽教育にも言えることかもしれないけれど。だって、多くの人はこの先、表現者ではなくて、鑑賞者として美術に関わっていくじゃない。鑑賞者になることで、生涯楽しむことができるわけじゃない。そうすることで、それは趣味として生涯の学びにつながるわけでしょ。そんな教育がいいと思うな。できるとか、できないだけって、何だかねえ・・・。」

こんなやりとりを、私は40代の10年間、いろんな異業種の方々と話し合った。それが、私が物事を考えるとき、頭の中の引き出しからポロポロと出てくるのだ。

自分の今の授業を振り返る。

歴史の宝庫ともいえる京都の町で、歴史の授業をさせていただいている。
もうこれだけで、ほかの地域で授業されている方に比べて圧倒的に優位であることは間違いない。
今、とんでもなく授業が遅れていて、鎌倉時代の授業をしている。
ここまでで、紹介した歴史にまつわる寺社仏閣は20を超える。

寺社仏閣以外にもいろんな雑談(?)を入れる。たとえば、源義経が産湯をつかったという場所は、小学校から自転車で行ける範囲に石碑がある。

それがどうした・・・という声もあるだろう。
テストに関係があるわけじゃない・・・確かにその通り。

だけど、清水寺を見るとき、坂上田村麻呂、阿弖流為、清水の舞台といった歴史での学びと考え合わせながら、その地を歩けば、学びは豊かで楽しいものになると思うんだなあ。

夏休みには、社会科の宿題を出すわけだけど、昨年のものを見るとタブレットで歴史の問題と答えが100問ほど確認していけるものであった。これは、私が一昨年、とりあえず作ってみたものを修正したものだった。2年前、タブレットを使ったものをということで作ったものだ。
今年は「町歩きで学ぶ歴史」(仮題)といったものをつくりたいと思っている。

歴史が、子どもたちの生涯の学び、趣味に繋がるような授業がしたいなと思う。



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# by sitoi | 2017-07-01 09:04 | Comments(0)  

6月29日 7月の「明日の教室」は、荒木寿友先生です

7月の「明日の教室」は、立命館大学の荒木寿友先生をお招きします。
荒木先生と初めてお会いしたのは、確か、立命館小学校の公開研究会に来ていただき、授業を見ていただき、その日、研究会が終わってから、池田先生と3人で北大路で餃子を食べながら飲んだ時かな・・・。
初対面だというのに、何だか旧友に会っているような寛いだ時間を過ごさせていただいた記憶があります。

その後、荒木先生の主催する会のワークショップに参加させていただき、大きな刺激をいただきました。
何せ、その会のファシリテーターが、荒木先生と上田信行先生、中野民夫先生の3人だったのです。
その後も、それが御縁で、上田信行先生の研究室にお邪魔して講義を拝見したり、吉野で開催された催しに参加させていただいたりすることができました。

もともと荒木先生は道徳教育がご専門で、今春、現場向きの本『ゼロから学べる道徳科授業づくり』(明治図書、2017年)を出版されました。
というわけで、是非とも、このタイミングで、道徳教育に関するお話をじっくり話していただこうということになった次第です。

来週末ということで、随分間際の告知となりましたが、お時間がございましたら、どうぞご参加ください。




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# by sitoi | 2017-06-29 21:57 | Comments(0)  

6月25日 TAP THE LAST SHOW

昨夜は音楽を聴いたり、ネットで映画を見たりしてダラダラ過ごす至福の夜。
朝は、珈琲と家の畑で採れたトマトをいただく。
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窓際には一昨日、田舎の母が贈ってくれたブルーベリー。
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今日は、やらなければならない諸々のことを終えてから、滋賀までドライブ。
最近よく行くギャラリーへ。
ここの庭が気に入っている。
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いつもの店で米を買う。
で、夜は「TAP THE LAST SHOW」を観に映画館へ。
水谷豊が監督を務めた映画がいかなるものかを確かめたかった・・・。
水谷豊と言えば、私の中では「相棒」ではなく「傷だらけの天使」だ。
映画を観た感想は、「ああ、そうなんだ。嬉しいな・・・」である。
きっと大ブレイクする映画ではないだろう。
だけど、この映画を水谷豊が撮ったことに意味がある。
私には、そう思えた・・・。是非、50代の方に劇場に足を運んでほしいな・・・。





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# by sitoi | 2017-06-25 22:42 | Comments(0)