<   2010年 04月 ( 31 )   > この月の画像一覧

 

4月29日 APU(立命館アジア太平洋大学)研修

朝、5:30、いつもの時間に目が覚める。
ここは、別府駅前のホテル。

昨日、学校を少し早めに出してもらって、新幹線に飛び乗り、大分県へと向かった。
立命館付属校の新任研修として実施される「APU(立命館アジア太平洋大学)研修」に参加するためである。
小倉まで新幹線。その後、特急に乗り継ぎ、別府へ到着。
ホテルに着くと、もう、21:00を回っていた。

外に食事に行く方々もいらしたが、私は疲れて・・・駄目。
それよりは、ホテルの大浴場の方がよし。
ゆったりと風呂に浸かり、疲れを癒す。
その後、部屋で、読書用に持って来ていた「永遠の0」(百田尚樹著・講談社)を読み始める。
新幹線の中で、と思っていたのだが、新幹線の中では新任同士、いろんな話をしていると、読む時間はなかった。

で、もう、23:00前には就寝。
この生活リズムは、まだまだ続けなければならない。
身体に染み込ませるには、「100」だ。
100日続ければ、もう大丈夫と思っている。

で、5:30に起きた後、6:00になるのを待って、また、大浴場。
ゆったり、入った後、軽い朝食を済ませ、大型タクシーに皆で乗り込み、いざ、APUへ。

実は、行く前は、この研修に、乗り気ではなかった。
ええっ、やっとゴールデンウィークなのに、その初日に研修?しかも、九州まで・・・・。
しかも、大学に行って、何か学ぶことがあるのかなあ・・・・という感じ。

しかし、一日の研修を終えて、その思いは消え、来て良かったと、思った。
最初のレクチャー「日本の国際化に伴う課題について」は、まさに、平田オリザさんなどからお聞きし、教育の課題として自分が考えていたことと、見事に重なっていた。
そして、その課題に向けて立ち上げられたのが、このAPUだというのだ。
レクチャーを受けてからは、目の前の大学が、大きな意味を持ったものとして見えてきた。
そうか、こういう方策があったのか、と。

午前中の二つ目のレクチャーは、学内見学。
実際に講義の様子を見せていただいた。
ここで、自分の授業の今後について、ヒントを貰うことができた。
いろんな国の学生が座り、メモを取っている。ボーッとしている学生などいない。
授業は、全て英語。

反対に、ある教室では、日本語。
日本に来たばかりの学生が日本語を学んでいた。
この授業でも、ヒントを戴く。

つまりは、それだけ、教授の「教える」レベルが高いということなのだろう。
ああ、この動きはいいなあ、この指示は使える、というものが発見できる。

午後は、小グループで、学生達にインタビュー。
日本学生の言葉が意味深かった。
「ここは本命ではなくて、滑り止めのつもりで受けた大学。でも、ここに来て本当に良かったと思う。ここが、世界で一番いい!」
いろんな意味が込められているのだと思う。
a0023466_7351262.jpg


一日の研修を終えて、小倉駅。
昨日に続いて駅弁とビールを買う。
何もご当地料理を食べる時間がなかったことを少し悔やみながら、新幹線に飛び乗る。

21:30、帰宅。
ふぅーっ、疲れた。
[PR]

by sitoi | 2010-04-30 07:38 | Comments(0)  

4月28日 朝の集会での話

以下、朝の学年集会で話したこと。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おはようこざいます。
今日は、とっても嬉しかったことを話したいと思います。
昨日、音楽の時間、クラスのみんなの歌の発表を聴かせて貰いました。
きっと、どのクラスも発表だったんですよね。

先週の音楽の時間の後の教室でのことでした。
たくさんの人が、教室で歌を口ずさんでいたのです。
それで、
「どうしたの?楽しそうだね。」
と聞くと、
「はい、先生、とっても楽しいです。みんなで工夫してグループで歌を練習してます。あっ、そうだ。先生、是非、聞きに来て下さい。」
「あっ、先生、楽しいから、是非、来て下さい。」
と、何人もの人が言ってくれました。

それでね、昨日の音楽の時間に、楽しみに聞きに行ったんです。
素晴らしかったたです。
歌も素晴らしかったけれど、それ以上に、実に楽しそうに歌っていました。
グループで、協力して練習したんだなあ・・・というのが、見ていてよく分かりました。

あるグループは、みんなで手拍子をしながら、身体でリズムを刻んで歌っていました。
歌詞の言葉を動作化して、歌っているグループがありました。
楽器を取り入れて、使っているグループがありました。
これらの工夫は、先生から指示があったものではないそうです。

「もっと、こうしたら」「もっと、こうしたい」と工夫した末に、取り入れたもののようです。
これって、先生が、以前、お話しした、まさに「進化」です。

みんなで協力しながら、進化する。
それは、とっても楽しい。
そんことを身をもって感じ取ってくれたんじゃないでしょうか?

グループで活動するのが楽しくて、進化することを学んだ君達が、どこまで進化してくれるのかを考えると、嬉しくて仕方ありません。

さて、今日は、初めての「避難訓練」「クラブ活動」「委員会活動」・・・・たくさんの、みんなでの活動があります。最高学年としての、みんなの力が試される日です。
グループのリーダーとして、みんなをまとめ、「もっとこうしたら」を忘れずに、一日頑張って下さい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日は、とっても良い天気の一日でした。
中休みは、初めてのクラス遊び。
先日、クラスの「遊び係」を決めた。
係の子は、早速、アンケートを作り、みんなの意見をもとに、遊びを決定。
で、内容は、「どろけい」。いわゆる鬼ごっこ。

「みんな、中休みは、グランドに出てね。○○前に集合です。」
「あっ、先生は、『どろ』です。」
「えっ?・・・」
「駄目ですよ。クラス遊びなんだから、先生も来てね。」
「・・・・はい、分かりました。」

うーん、9回も捕まってしまいました。
スーツで、鬼ごっこをしたのは初めてです。
途中、女の子とぶつかりそうになって、芝生の上に倒れてしまいました。
芝生って、人工芝ながら、フワフワして、倒れても気持ち良いのですね。
久しぶりに、汗をかいて走るのは、気持ち良かったです。

また少し、子ども達と仲良くなれたような気がします。
[PR]

by sitoi | 2010-04-29 22:23 | Comments(0)  

4月27日 隙間の時間に定番授業を・・・

雨のため、予定されていた避難訓練が中止。
で、事前指導を終えた後、20分ほど、自由になる時間ができた。
ならば、・・・と、急遽、定番授業をやってみることに。

「口に二画」という授業である。
「口という漢字に二画加えてできる漢字を見つけましょう」
というシンプルな学習ゲームなのだが、これが、実に奥が深い(と思っている)。

つまり、最初は、1人で考えさせる。
次に、隣同士で、相談させる。
更に、班で相談させる。

この手順でやることが大事。

なぜか?
私が、このゲームを通じて、子ども達に感じ取ってほしいのは、友達と相談すると、どんどん漢字が見つかるということ、自分が思いもしなかったことを発見する友達がいることに気づくこと、更に、友達の意見を聞く中で、気づかなかったことに気づく自分がいること・・・・などである。
だから、この手順が大事。
確実に、漢字の数が増えていくから・・・。

そして、この後、発表させていくのだが、ここで、班で見つけた数を確認する。
一番多かった班は、15個であった。
「おーっ」という声が、子ども達の中から上がる。

ところが、クラスで発表させていくと、必ず、20個を超える漢字が発表される。
ここも、大事。

盛り上がる子ども達に、最後に、こう告げた。

「みんなで協力すると、すごいよね。これ、自分1人で考えていて、20個以上見つけられたと思う?そうだよね・・・ちょっと無理だよね。でも、友達と協力すると、いろんなアイデアが聞けて、どんどん見つけられるでしょ。こういう勉強をしようよ。ねっ!」
と言って、終了。

休み時間も考えている子がいて、教員ルームまで、見つけた漢字を報告に。
「先生、召使いの『召』って、漢字は?」
「そうだよ、よく見つけたねえ!」
「やったー!」

可愛らしい子ども達である。
[PR]

by sitoi | 2010-04-29 22:15 | Comments(0)  

4月26日 やっと、芽が出てきた・・・

久しぶりに授業の様子を詳しく紹介してみた。
土曜日の参観授業のことである。

今の私としては、練りに練った授業である。
だが、授業の善し悪しは、そこでは決まらない。
特に、社会科の場合は、そのように考えている。

本当に、子ども達の心に響くものがあったとしたら、・・・・
子ども達は、土曜日の午後、あるいは、日曜日にアクションを起こすはずなのである。

例えば、実際にフィールド・ワークを試みる。
自学ノートに、追究学習を試みる・・・。
そんな具合にである。

だから、実は、今日、提出されるノートに、少し期待していた。

「先生、あのね・・・」
朝から、報告してくれた女の子がいた。
彼女は、この休日に、お家の人と一緒に、授業で紹介した蛇塚古墳に行ってきたそうである。
(やった!心の中で、小さくガッツポーズ・・・である)

そして、二人の子が、「先生、頑張ったし、見て!」と、
まだ提出の時期ではないのだが、自学ノートを提出してきたのである。
一人の子は、14ページ。
もう一人の子は、8ページの自学ノートを仕上げてくれていた。

やっと、芽が出てきた・・・・。
あと、3人、である。
こういった学習を展開する子どもが、5~6人出てくれば、クラスは画期的に変わる!
まず、一歩前進である。

そして、今日。
今日から、社会科授業の流れをガラリと変えた。
もちろん、最初から、そうする予定であった。

この芽を育てるためには、授業の流れを変える必要があるのだ。
また、定着してきた頃に、詳しい授業の内容を紹介したいと思う。

明日からは、「遊び係」の提案で、クラス遊びを週二回実施するそうだ。
さて、どうなりますやら・・・。
[PR]

by sitoi | 2010-04-26 21:26 | Comments(0)  

4月25日 奈良国立博物館へ

朝、娘を駅まで送り、そのまま一緒に京阪電車に乗り込む。
丹波橋駅で、娘と別れ、近鉄電車で、奈良へと向かう。

今日は、以前から、近鉄電車のポスターが気になっていた「大遣唐使展」を見るべく、奈良国立博物館へ行くことにしたのである。
行きは、ちょっとだけ贅沢をして、特急電車に乗ってみることに。
値段は500円プラスになるけれど、ゆったりしたシートで、座席指定となるのが、近鉄電車なのである。
珈琲を買い込んで、プチ旅行気分・・・である。

が、しかし、特急電車での奈良旅行は、あまりにも近かった。
何と、30分もかからないのである。

で、ゆったり散歩しながら、奈良国立博物館へ向かう。
「大遣唐使展」、素晴らしかったです。
いやあ、展示品の内容といい、展示数といい、文句なしの内容だと思います。
しっかり、目録も買いました。

駅で、お土産も買うことに。気分はプチ旅行ですから・・・。
迷わず、「奈良漬け」を購入(笑)。

夕方から、松井山手のレストランへ。
えっと、私の誕生日のお祝いということで・・・。
先日、51歳になってしまいました。
娘からは、ハンカチとシャツを。
妻からは、電子辞書を戴きました。
あと、義母と義父からは、服を。

帰宅すると、田舎の母から電話が。
そう、今日は、母の誕生日。
妻が気を利かして、プレゼントを贈ってくれていました。

さあ、明日から、また一週間の開始です。
[PR]

by sitoi | 2010-04-25 22:19 | Comments(0)  

4月24日 第32回・明日の教室

授業を終え、急いで、学校を出る。
幸い、学校前には、タクシーが停まっている。
タクシーに飛び乗り、京都橘大学へと向かう。

幸い、道は空いており、13:30の開始時刻、数分前に京都橘大学に到着。
野中先生にご挨拶・・・。
野中先生を通して、玉置先生@名古屋を紹介していただく。
実は、数年前、玉置先生のICTに関する講座を受講したことがある。

その後、藤本先生@武庫川女子大学を見つけ、ご挨拶。
藤本先生は、徳島県の有名な小学校教諭だったのですが、この春から、大学に移られた。
以前から、メールでのやりとりはしていたものの、実際にお会いするのは、これが初めて。

また、今回は、中村健一先生@山口が、一般参加の形で駆けつけて下さった。
このフットワークの軽さ、熱意・・・頭が下がります。

そうこうするうちに、開始時間。
私の方から、野中先生をご紹介し、講義のスタート。
本日の参加者は、ざっと、90名。

第一部は、参加者による教材研究と模擬授業。
野中先生から、教材が配られる。
「夕日がせなかをおしてくる」(阪田寛夫)が、それ。
30分間、3人グループで教材研究を行い、その後、2人が、みんなの前で15分の模擬授業を行うというもの。
授業は、一応、事前にお願いをしておいた。
1人は、池田先生の研究室の学生。もう1人は、川本先生@大阪。

その場で、机を合わせて教材研究に取り組むグループ。床に座り込んで話し込むグループ。会場横のテーブルで話し込むグループ・・・・とても良い雰囲気の30分だった。

その後、15分の模擬授業。
学生は、まさに学生らしいたどたどしい授業。
若手教師は、やはり、どう子どもを参加させるかを焦点化した授業。
色合いの違う授業となった。
ここで、休憩・・・。

第二部は、模擬授業に対する野中先生からのコメント。
そして、今度は、野中先生による模擬授業(ストップしたり、コメントを入れたりの授業なので、35分程度だったように思う。)
「味噌汁・ご飯」授業としての観点で、授業すると、こうなるというものを示された。

第三部は、野中先生による「味噌汁・ご飯の授業」の提案。
ちょっと、ここでは書けない。
知りたい方は、近々発売になるDVDをどうぞ!
そう、今回の講義も、DVDにするべく、撮影が行われた。

終了後、野中先生、池田先生と、今後の展開について、少し相談・・・。
毎年、4月は、野中先生に御登壇いただこう・・・ということになった。
つまり、「明日の教室」で、「味噌汁・ご飯の授業」を継続的に研究していくということ。

で、懇親会。
今回、初めて、京都橘大学の学食(という雰囲気じゃないな・・・お洒落です)を使っての懇親会。
会場のあちこちで、教育談義に花が咲いている。
4年目になって、更にパワーアップした感あり、である。

その後、二次会は、山科へ。
私のブログを見て、東京から参加して下さった方と話し込む。
・・・・ありがたいことである。
今日も、良い学びの時を過ごすことができた。感謝、感謝である。
[PR]

by sitoi | 2010-04-25 15:59 | Comments(0)  

4月24日 はじめての参観&懇談会②

・・・続きです。

「崎というのはね、山の先端といった意味です。」
「えっ?山?山なんてないやろ?」

「じゃあ、地図で確認してみようか。山がなければ、この崎じゃ、ないよね。」
・・・・もう一度、プロジェクターで地図を映し出す。

「あれっ?あるやん。」「えっ、どご、どこ?」
「ほら、あそこんある。」・・・・と、つぶやき始める子ども達。

「えっ、山がありましたか。じゃあ、○○君、前に来て、どこにあるか教えて下さい。」
○○君が、前に来て、地図を指してくれました。

「はい、そうなんです。すぐ近くに、実は山があるんです。船岡山と言います。だから?」
「あっ、じゃあ、村崎野?」
「そう、村崎野が正解です。いやあ、よく考えましたね。実は、紫野って名前は、村の先の山の崎にある野という意味からついたようです。でも、漢字は、紫野というふうに使われ始めたようです。何で?」
「えっ?」
「あれっ?古典で習ったんじゃないですか?紫って、どんな意味がありましたか?」
「はい、高貴な色、最高の色です。」
「そうですね。そういう意味を込めて、この地域は、村崎ではなく、紫という漢字を使うようになったようです。」

「それで、村ですが、・・・。ほら、授業でやったでしょ。むらからくにへ。そう、この地にも、むらがあったんです。これ、名前も分かっています。宇太村といったそうです。この名前の名残は、宇多野という名前が残っています。さて、むらがあったということは?」
「そう、豪族、大王がいたということですよね。では、問題です。京都市内に、古墳はあるでしょうか?」

ほとんどの子が、「ない」に手を挙げました。

「・・・・・・・、ところが、あるんです。この前の日曜日、先生は実際に行って、見てきました。住宅街を歩いていくと、いきなり、現れてくるんです。」
「えーっ!」
「では、見せます。これです。」
a0023466_15483444.jpg


・・・・終了

以下、授業は、この古墳が、秦氏のものであり、渡来人であること。「蛇塚古墳」という名前で、この古墳がある地域、太秦は、秦氏の名前からつけられたものてあることなどを説明。
では、なぜ、今の京都の中心ではない西の端に村が発達したのかを問うた。
答えは、「川」の存在である。つまり、桂川だ。

ならばと、たたみかける。
そう、京都と言えば、かも川。
かも川は、実は、二通りの書き方がある。「鴨川」と「賀茂川」である。
で、豪族がいたことを告げる。その名は、賀茂氏である。

もう少し授業は続くのだが、このあたりで・・・報告を終えたい。
先週、京都市内をドライブしていたのは、古墳の写真を撮るためである。

実際に現地に足を運ぶ。
調べていくと、いろんなものが繋がって面白い。
そんなことを親子で感じ取っていただければと、この授業を考えてみた。

その後、学級懇談会。
保護者の方々と顔合わせ。
ホッとした・・・それが素直な感想。
子ども達と出会い、保護者の方と顔合わせをする。
やっぱり、実際に会わないとね・・・・そう、思う。
[PR]

by sitoi | 2010-04-25 15:56 | Comments(0)  

4月24日 はじめての参観&懇談会

今日の授業は、2週間ほど前から、少しずつ構想してきたもの。
基本構想は「フィールドワーク」。

このブログでも書いてきたが、学校を替わると、私は、必ず、学校近辺を歩く。
地域から学習を作っていくということを大切にしたいと思っているのだ。

前任校では、「宇治橋通り商店街」という場所を核にして、二年間、授業を創っていった。
周囲の方は、決まって、こう言われた。
「何で、宇治橋通り商店街でやろうと思ったの?」
「・・・・」
歩いたとき、「ここだな」と思ったから、なのだ。

そして、新たな学校に来た。
こだわってみたのは、「地名」だ。
古くからの町、京都なら、地名から考えていけば、必ず、面白いものが見えてくると思ったのだ。

そこで、社会科、歴史の授業である。
昨日までに、古墳時代までの学習を終えていた。
今日は、そこまでの「まとめ・復習の時間」という設定である。

授業の入りは、
「あのね、先生は、この学校に赴任してから、とにかくグルグルと学校の周りを歩いてみたの。」
「えーっ、先生、それじゃあ、不審者みたいだよ」
教室内、爆笑。
良い雰囲気の笑いである。この雰囲気を作るのに、二週間をかけたといってもよい。

「でね、地図を見ていて、気がついたんだ。」と、学校付近の地図をプロジェクターで映し出す。

今度は、「紫野」という文字を大きく映し出す。

「実はね、この学校の少し西側はかなり広い範囲で、紫野っていう地名なんだよ。」
「知ってる、知ってる」と、数人のつぶやき。

「でね。地名って、ほら、これまでの学習でやったじゃない。邪馬台国までの道程で、今も当時と似た地名が残っていたり、高句麗の渡来人が建てた神社が高麗神社だったり・・・・。
で、調べてみると、この紫野っていう地名に、大きな歴史的な大きな意味があるとことが分かったんだよ。」

「この紫野という地名ですが、もともとは、この漢字ではなかったそうです。今から、みんなに、じゃあ、昔、どんな漢字が使われていたのかを考えてもらいます。その時、大事なことがあります。」

「理科の実験で、実験前にすることで、大事なことがあるよね。それは?」
「予想すること!」
「そう、だから、適当に漢字を当てはめるのではなく、理由を考えながら、予想しながら、漢字を考えて下さい。じゃあ、今から2分、隣の人、前後の人と相談して考えましょう。」

子ども達が考えた漢字は、以下の3通り。

① 村先野
② 村崎野
③ 村咲野

「この中に正解は・・・・・あります!」
「おーっ!」

「つまり、問題になってくる漢字は?」
「????」
「先と崎と咲でしょ。」

「先の意味は?」
「はい、何かの先っぽ・・・?」
「咲の意味は?」
「うーん、花が咲くっていう感じ・・・・?」
「崎の意味は?」
「?????」
[PR]

by sitoi | 2010-04-25 08:31 | Comments(0)  

4月23日 4年目の春

私には、力が足りない。
誰が、何と言おうが、それは、自分自身が一番よく分かっています。
分かってはいるが、やりたいことはあるのです。
そして、そのやりたいことを自分1人では担えないことを知っています。

「明日の教室」を立ち上げて、4年目の春。
立ち上げの年から、毎年、御登壇いただいているのが、野中信行先生です。
何度でも書くが、私は、野中先生と一緒に仕事がしたかったのです。
野中先生は、私にとって、雲の上の方であり、憧れの方なのです。

今年も、4年目を迎える「明日の教室」のオープニングに野中先生に御登壇いただけることになりました。
しかし、私は、立命館小学校での勤務状態が分からない状態で、日程を決めてしまっていたので、ひょっとして、4月は私が参加できるかどうか、分からない状態でした。

そこで、野中先生に前日から京都にお越しいただき、金曜日の夜、夕食を御一緒させていただくことにしました。
平日の夜なら、何とかなるだろうと踏んでいたのです。
それが、今日・・・。

何と、24日は、恐れていた通り、出勤日で、初めての参観日、学級懇談会でした。
で、前日の23日は、明日の準備とあって、19:00前になっても、ほとんどの教師が準備に余念がないという状況でした。

副担の先生が、
「糸井先生、明日のために、何か用意することありますか?掲示なんかでやっておくことありませんか?」
と、声をかけて下さる。
私は、
「・・・・・、ないです。大丈夫です。」
と答えました。
学校を替わろうと、この部分のポリシーを変えるつもりはありません。それは、
「人に見られても、見られていなくても、同じことをする」
ということです。
見られて困ることはしない。見られるから、付け焼き刃で、取り繕うようなことはしないということです。

19:00に、「お先に失礼します」と、教員ルームを出ました。
駆け足で、電車に乗り、木屋町へ。
少しは、京都らしい店でと、一ヶ月ほど前に予約を済ませておいた店です。

池田先生@京都橘大学と野中先生の三人で、一献。
あれやこれやと教育談義に花が咲く。
・・・・幸せな時間でした。

途中、岐阜から長瀬さんが合流。
立て続けに4冊の本を出版した、教育界のホープです。
長瀬さんは、第一回目の「明日の教室」から参加いただいている。

4年目の春を迎える教育研究会「明日の教室」は、明日、32回目となります。
[PR]

by sitoi | 2010-04-25 08:05 | Comments(0)  

4月21日 ビー玉貯金と子ども達・・・

今日は、クラスの係活動について、話し合いました。
今の時期に、クラスの係活動?遅いやん!
と思われる方も多いと思います。

・・・・ほんとに、時間がなかったんです。
とりあえず、自由裁量の時間がほとんどない状態で、というか、判断できない状況だったという方が妥当なのかもしれませんが・・・。

で、学級委員の二人に進めてもらいました。
(一人は、遅刻するということで、いなかったので、日直が代行しました)
よく、頑張って進めてくれました。

ちょっと騒がしくなると、
「みんな、静かにしよっ!」
と声をかけてくれる子がいたり、
「もう少し小さな声で相談しよっ!」
って、言ってくれる子がいたり・・・。

やっぱり、担任が、待つ姿勢でいることって大事だなって思いました。
担任が待つことで、注意したり、声をかけたりする子が出てきて、・・・・
で、その子達を褒めることで、終えることができるのですから・・・。

途中、遅刻して、学級委員の男の子が教室に入ってきました。
骨折していた腕のギブスを外す日だったのです。
みんなで、拍手で迎えました。
男の子が、こう言いました。
「先生、今日は大きなビー玉だね。だって、○○君のギブスが取れたんだもの。こんな良いことはないじゃない?ねっ。」
私も、「そうだね」と言って、大きなビー玉を瓶の中に入れました。
子ども達から、歓声が上がりました。
a0023466_21521891.jpg

子ども達の口から飛び出したビー玉貯金です。
きっと、子ども達は、こんなふうに、みんなで喜び合いたかったのだと感じた瞬間でした。

7時間目、空き時間を利用して、教室でノートを見ていると、子ども達が音楽から戻ってきました。
みんな、実に楽しそうにしています。
「どうしたの?楽しいそうだね。」
と、聞くと、
「めっちゃ、楽しかった。今、みんなで歌の練習してるんだけど、先生に褒められたよ。今度、発表だから、先生、聴きに来て!」
と、子ども達。
「へえーっ、じゃあ、行けたら、是非!」
と返事をしました。

放課後、音楽の先生から、
「糸井先生、クラスの子ども達、楽しそうに歌の練習してますよ。で、今度の発表、先生も呼ぼうということになったので、来て下さいね。」
と声をかけていただきました。

忙しい一日だったけど、何だか、嬉しいことがあった一日でもありました。
[PR]

by sitoi | 2010-04-21 21:52 | Comments(1)