2009年 10月 26日
10月25日 久しぶりのさをり織り
6:30だというのに、もう満員。
ぼんやり露天風呂に入り、疲れを癒す。
帰宅し、昨日、買ったCDを聴きながら仕事。
Keith Jarrett の「Bye Bye Blackbird」が、それ。
疲れている時は、Keith Jarrett のピアノに限る。
で、今日は、妻の幼児教室のアートクラスのお手伝い。
と言っても、いつものように裏方仕事。
今日は、さをり織り体験ということで、昨日の夕方、京都駅近くの教室から、織り機を6台預かってきた。
それを八幡市生涯学習センターへと運び込む。
私が、さをり織りに取り組んでいたのは、今から、もう8~9年前になる。
当時の小学校は、学校内にデイサービスセンターがあり、子どもたちとお年寄りの交流が重視されていた。
そこで、子ども達とお年寄りが一緒に取り組めるものとして、さをり織りにたどり着いたのだ。
さをり織りというのは、城みさをさんが、今から40年前に考案された織りの方法だ。
9年前に、城みさをさんの講演を聞き、感動した。講演を聞いて、涙したのは、後にも先にも、城みさをさんの講演だけだと思う。
当時、88歳だったと思うのだが、その溢れんばかりのパワーに圧倒された。
「学校に来て話をしてもらえませんか?」
とお願いすると、
「分かった!」
と言って、子ども達の前でも、パワフルな話をして下さった。
わずかばかりの謝金をお渡しすると、
「糸井さん、がんばりや!」
と言って、数日後、織り機を3台も学校に寄贈して下さった。(1台が10万円以上もするのです・・・)
夏休みには、大阪の本部に研修に行って織り方を教えていただいたものだ。
城さんには、本当によくしていただいた。
昨日、京都支部の方とお話すると、まだ、みさを先生はお元気にされているとのこと。
よかった・・・。
夕方、アートクラスが終わった後、また、織り機を車に積んで、京都駅近くの教室へと運ぶ。
車中、教室の先生と、さをり織りについて、あれこれ、話し込む。
・・・・まだまだ、私には、やらなくちゃならないことがいっぱいあるなあ。
城みさを先生にも、まだ、何の恩返しもできてないし・・・。
でも、城先生、私は、今も精一杯頑張ってるつもりです。
一息ついたら、お会いしたいなあ・・・そんなことを考えた一日でした。