2009年 09月 27日
9月24日 品物はどこから?
お店の方への質問。
「品物はどこから仕入れていますか?」
お店の方は、こう答えられました。
「市場から仕入れています」
と。
子ども達に教室で、市場の話を少しする。そして、
「じゃあ、市場にはどこから来てるのかな。少し調べてみよう。」
ということで、連休中の宿題にしていた。
ノートのまとめ方には注文をつけた。
「日記風に書いてね」
と。
これは、どの学年を持っても、言っていること。
連休明けの今日、子ども達のノートを見ると、10名程度の子がびっしりと書いてきた。
もちろん、他の子も書いている。でも、この10名というのは、びっしり・・・なのだ。
一人の女の子のノートを紹介する。
◆
わたしは、冷とうこを開けて、牛肉と魚を見ました。
そしたら、牛肉は国さんで、魚はアメリカさんでした!!
わたしの家の魚が、アメリカさんだとは知らなかったです。
でも、アメリカさんだけじゃない魚もあると思って、お母さんに聞いてみました。
そしたら、「たまたま、その魚がアメリカさんなだけで、ほかにもしゅるいによってちがうと思うよ」
と言っていたので、魚はいろんなところでとって、新せんなまま、お店にはこんでくるのはすごいなと思いました。
そして、牛肉やほかのお肉は、全部国さんだよ、と教えてくれました。
そして、野さいは、ねぎ、ブロッコリー、じゃがいもは、北海道さんでした。それで、わたしは、北海道ではいっぱいおいしい野さいがとれるんだなあと思いました。
お母さんに、野さいはどこでとれたのを一番買うのかを聞いてみました。
そしたら、にんじん、たまねぎ、じゃがいも、ブロッコリーは北海道さんだよと言っていました。そして、お母さんが、「たまに宇治さんっていうのも見かけるよ」と言っていました。
・・・・・中略・・・・・
食べ物は、とてもしゅるいがあって、いろいろなところからはこばれてくることが分かりました。
今度は、ほかの野さいを調べたいと思います。
◆
こういう社会科が、私のめざす社会科の学習だ。
つまり、子ども達が、自分自身で課題を見つけ、動き出すということだ。
今度はこんなことを調べたい・・・そう、子ども達が思えることだ。
4年生に向けて、そういう子ども達にしていきたいと思う。