2009年 06月 29日
6月26日 宝さがし
クラスごとにコーナーをつくり、各コーナーを回るというもの。
1~2年生はクラスでコーナーはつくらず、回るだけ。
3年生以上は、クラスでコーナーをつくるので、時間の半分は店番を担当する。
我がクラスのコーナーは、「宝さがし」。
教室に、宝のカードを隠しておき、それを見つけてもらおうというもの。
見つけた人には、景品を渡すということになった。
景品は、手づくりにかぎるということになっている。
さて、何を言い出すかなあと思っていたら、子ども達から出されたのは、「ミサンガ」であった。
そう、一時期、サッカー選手が手や足につけ、切れると願いが叶うとかなんとか言って流行っていたものだ。
「えっ、そんなのつくれるの?」
「うん、だいじょうぶ。つくったことあるもん」
「へえ、じゃあ、まかせるけど、材料の糸って、どこに売ってるの?」
「100円ショップに売ってるよ」
というわけで、100円ショップ「ダイソー」へ。
ありました、ありました。1つのケースに8種類の糸が入っていました。
とりあえず、4つ買いました。
子ども達は、200個つくると言っていましたので・・・・。
ところが、いざ、つくり始めると、いろんな方法があることが分かりました。
で、・・・・、学び合いです。
家に帰ってからも、お母さんと一緒に頑張ってくれた子どももいて、日に日にレベルが上がってきました。
休み時間も、担当の子ども達は集まって、楽しそうにつくっています。
それで、判断が少し甘くなってしまいました。
昨日、つまり、おまつり前日の午後、私は英語研修の出張に出かけました。
午前中に、おまつりの用意のだいたいの目処はたっていたので、「後は任せたよ」と、教室を出たのです。
ところが、最後の最後になって、仕事を一人の子に任せた班が出てしまったのです。
みんなでやればできる量の仕事も、一人でやろうとすれば大変な量になる。
だから、仕事は協力しないとね。4月から繰り返してきた言葉です。
夕方になって、携帯に連絡をいただきました。
何とか、お母さんも手伝っていただいて、「明日、持たせます」とのことでした。
前日、気の重い夜でした。
そして、今日。
私がやらねばならないことは三つです。
一つは、「仕事を持ち帰った子どもに、頑張ってよかった」と思ってもらうことです。
もう一つは、「仕事を一人に持ち帰らせてしまった子ども達に悪いことをしたなあ」と思ってもらうことです。
さらに、クラスみんなに、「この失敗から学び、次はどうすれば成功するか」を考えてもらうことです。
失敗は成功のもと・・・です。
ただ、失敗の中に、嫌な思いをした子がいた場合は、単純ではありません。
子ども達の反応を見ながら、言葉を選び、話を進めていかねばなりません。
子ども達が帰った教室で、最後に一人で反省をしておりました。