2009年 05月 16日
5月15日 ということです
これが、今日の参観授業の私の感想だ。
つまり、子ども達の実態というか、今の事実を見ていただけたかな、ということです。
3年生という学年は、「まだまだ幼くて、やりたがり屋で、・・・」でも、一方で、「もう自分達の力で計画、実行する力はあるし、高学年っぽい部分だって・・・」だと思っている。
今日の参観授業は、いつもの「九九百問」でスタート。
「名前を書きなさい」
「書けたら、鉛筆を置きなさい」
「集中して・・・・よーい、ドン!」
・・・・鉛筆の音だけが響く。雰囲気はさながら高学年の教室だ。
「10、20、30・・・・」
100秒までは、10秒ずつ、私の声が響く。
100秒を越えると、
「1,2,3,4,5,6,・・・」
今度は、1秒ずつ読み上げることになっている。
「はい」
「はい」
できた子は手を挙げ、プリントに時間を書き込み、待つ。
200秒で終了だ。
その後、10問ずつ答えを一気に読み上げる。
聞き逃さないように、子ども達は○をつけていくことになっている。
ここまで見て下さった保護者の方は、高学年っぽい教室の雰囲気を感じ取って下さったのでは、と思う。
で、ここからは、低学年っぽい授業を展開した。
「わり算」の一時間目の授業だ。
学校にあった小道具。ケーキのおもちゃを使用した。
これ、なかなかの優れモノで、ちゃんと磁石がついていて、黒板にくっつくようになっている。
「へへっ、どう?」
などと言いながら、黒板に貼りだしていく。
「おもちゃやろ」
と子どもたち。
「そうだよ。でも、なかなかおいしそうでしょ。」
頷く子ども達。
黒板に
「おいしそうなケーキがあります」
と書く。
子ども達は、同時に、ノートに書くことになっている。
いくつか貼り出していくと
「わぁ、いくつあるの?」
と子ども達。
「えーっと、じゃあ、一緒に数えてみてよ」
一緒に数えながら貼っていく。
「・・・・・10,11,12!」
黒板に
「12こありました」
と続けて書く。
「じゃあ、今日は、何人かに、分けてあげようかな。ええっと、じゃあ、○×くんと、・・・・・」
黒板に
「3人で分けました」
と続ける。
「じゃあ、分けてみるよ」
と、私が、タタタタタっと素早く、黒板に貼った皿の絵の上に分けてみる。
分けた数は、「6こ」「4こ」「2こ」。
「やったあ、ラッキー」
「あかんわ」
と、叫び出す子ども達。
「何であかんの」
「いいって、いいって」
「いや、数がバラバラだから不公平やん」
「あっ、そうか、同じ数にしないと駄目なのか」
黒板に
「同じ数ずつ分けます」
と続ける。
こんなやりとりで、問題を考えていった。
もう、授業終盤は、
「あててー」
「もう一問やってー」
と、大騒ぎの子ども達。
これが、低学年っぽさを残す子どもたちの姿。
両方育てていきたいな、と思う。
この低学年っぽさを大事にしながら、二学期は演劇に取り組ませたい。
しかし、3年生は面白いなあって、思う・・・・ということです。