2009年 02月 20日
2月19日 吉報です
国語といえば、野口先生。そして、社会科といえば、やはり、有田先生です。
ずっと体調を崩されていたので、なかなか声をかけられないままとなっていたのですが、この春から、講演活動を再開されるようです。
若い頃、社会科授業の楽しさを学ばせていただいたのは、有田先生の実践からだった。
「材料7分に腕3分」という言葉を提示され、授業の材料の大切さを説かれた。
そして、その材料のことを「ネタ」と説明された。
今、教育界では「ミニネタ」という言葉が流行っているが、「ネタ」という言葉を教育界の中に持ち込まれたのは、有田先生であったと思う。
同時に、有田学級の子ども達の「追究する姿」に圧倒されたものでした。
有田学級の子ども達の文章が読みたくて、有田先生の全集も買い込みました。
子ども達の文章が別巻で紹介されていたのです。凄い子ども達でした。
この子達を目標にクラス作りをしていた時期もありました。
今、この全集は、期待する若手に譲りました。きっと、この若手が私など軽々と追い越してくれると思っています。
昨年、河原先生が、
「糸井先生のことはずいぶん昔から存じ上げていますよ。ほら、マグロの延縄の実践がありましたよね。」
と言って下さった時は、とても懐かしく感じたものでした。
有田先生のクラスのように、子ども達みんなで夢中になって何かを追究させたいと考えていた時に、ふっと目の前に出てきたのが、「マグロの延縄漁」でした。
当時の教科書には、図と簡単な説明しか書かれていなかったのです。
不思議でした。
普通、魚って「網」で捕るものです。いわゆる一網打尽ってやつです。
なのに、なんで、マグロは延縄なの?って。
で、子ども達と全国の水族館に手紙を出したりしながら調べていったのです。
テーマは、「マグロを延縄で捕るのはなぜか?」です。
今から考えると不思議なのですが、何ヶ月もやってたような気がします。
私も子どもも夢中で、何ヶ月もやってました。
それを分厚いレポートにまとめて、研究会で発表して、その後、教育誌にまとめたのです。
懐かしいなあ・・・。
有田先生の講演は何度もお聞きしたことがありますが、自分がお招きする側に立って、テーマなども打ち合わせできて・・・夢のようです。
日時が正式に決定しましたら、すぐに、このブログでアップするようにします。
今までの有田先生の講演とは一味違ったものにできれば、と考えています。
どうぞ、お楽しみに・・・。