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学校から新しい風を!

12月27日 実践を記録していかねば、と思う

ここ数年、教育助成の申請書を書くことに追われていた・・・。
採択されるまで書くことを自分に課していたので、月に一本程度書いていた年も・・・。
その資金を使って、ゲストティーチャーをお招きしたり、子ども達の活動資金にしたり・・・。
それは前任校では必要なことだった。

だが、現任校では、さほど必要なことではない。
今年度、二つの申請書を書いたが、共に不採択。
ということで、今年は、何の教育助成も受けずに済ましている。

申請書を書く重圧もあって、ここ数年間、自分の授業実践をレポートするということを全くといっていいほど、やっていなかった。
まとめた方がいい授業プランは山ほどといっては言い過ぎだが、いくつもある。
それをまとめていくことに時間を割いていきたいと思う。
今後、教育助成申請書は、自分のやりたいことと合ったもに絞って、年に数本書く程度にしていくつもりだ。

以下の絵は、この学年末に子ども達に取り組ませた絵。
ゴッホの「星月夜」という絵の模写。子どもの作品だ。
12月27日 実践を記録していかねば、と思う_a0023466_7452480.jpg

学年末、鑑賞の授業として、「写実派」の絵と「印象派」の絵を比べるというものを行った。
それだけじゃ物足りないので、今度は、ゴッホの絵をいくつか見せて、真似して描いてみようとしたわけだ。クレヨンを使わせた。
クレヨンの楽しさと、重色の面白さ・・・そして、予想以上の大変さを味わってくれた思う。

10:30、妻と一緒に駅に向かう。
私は、午後から開催される「教員採用試験を超えて、本物の教師をめざすために学び合おう!! 」@こどもみらい館に参加するため。
妻は、大学の時の友達と大阪でランチするのこと・・・。

車中では、「日曜日の夕刊」(重松清著・毎日新聞社)を読む。
で、あっという間に三条京阪に着き、そこから、散歩を楽しむ。
御所の近くで昼食をとり、そこで、今日のレジュメに書き込みをしていく。

12:40、こどもみらい館、到着。
若手教師の発表を聞き、最後に、話をさせていただく。
いくつか話をしたのだが、ここでは、二つのことだけ紹介しておく。


一つ目は、現場を見ておきなさい、ということ。
「自分の目指す授業、教師、学校」というものをできれば、学生のうちに見ておくようにしなさいということだ。10年前なら、それは、現場に出てからで大丈夫だったように思う。
しかし、今では、それは現場に出てからでは、遅い。
たとえば、私が若かった頃、学校には、教師の出張費は、ある程度の余裕があった。だから、「若いうちにいろんな学校を見ておくのよ」と言われ、管外研修などに行かせていただくことができた。今、その余裕は、学校には、ない。
たとえば、私が若かった頃、いろんな失敗を繰り返しながら、自分のやりたい授業模索していくことができた。それは、私に力があったとか、どうとうかいう問題ではない。保護者も、先輩教師も、それを許してくれたのだ。今は、無理だ、と思う。初任者研修で、画一化される場合もあるだろう。だけど、自分は、こうやりたい、こうなりたいという強いものがなければ、小さくまとまってしまうのでは、と危惧するのである。
学生の間なら、いろんな学校の研究発表会に参加することはできる。今のうちなのである。

前任校で、立命館小学校の第一回目の研究発表会が開催された時、研究主任だった私は、若い先生方全員に行くように言い、年輩の先生には、「若手に譲りなさい」と声をかけ、反発も受けたが、実行した。若いうちに良いものを見ておくことは、絶対必要なのである。
年をとってからでは、残念ながら、見る目は鈍る・・・のである。

二つ目は、本を読みなさい、ということだ。
まあ、その必要性は誰でも指摘されるところだが、こんな話をした。
蔭山英男先生の「本当の学力をつける本」は、50万部売れたそうだ。
これは、50万人の教師が買って読んだ、ということではない。
教育書で売れるのは、どれだけ売れても、5万部がやっとだろう。
つまり、教育に関心のある保護者が買ったのだ、ということだ。
蔭山先生の本は、一般書として売られたのである。
ところが、教師で、蔭山先生の本を買って読んでいる方は、実は少ない(少なくとも私の周りでの話だが・・・私はそう思っている)。
保護者レベルでも知っている教育の話を教師が知らないでは話にならない、と思うのである。
それでは、保護者の信頼を得ることは難しい・・・と思う。
まあ、そんなことは抜きにしても、自分自身を高めていくために、本を読むなんてことは、必要なことである。本も読まなくて、向上していけるわけがないですものね。

終了後、「ブログを拝見していて、一度、お会いしたくて参りました」と、声をかけていただく。
ありがたいことである。
今日は、懇親会に出席せず、帰宅。駅で妻と待ち合わせ、二人で韓国料理の店へ。
お腹一杯食べて、いつもの喫茶店でゆったり珈琲・・・。
by sitoi | 2008-12-27 07:45 | Comments(0)

E-mail:susumu422☆gmail.com(☆を@にしてください。)

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