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学校から新しい風を!

10月17日 ジェットコースター生活

毎度のことながらのジェットコースター生活なのである。
朝、8:00過ぎに学校に着くと、ジェットコースターがジリジリと上がっていく感じ。
8:30、教室に入った途端に猛スピードで走り始める。
「うぉーっ、ぎゃーっ」
と叫びながら(もちろん心の中で)、一日を過ごす。
決して、降りることも、止まることもない・・・。
そして、16:30、ガタンガタンと停止したジェットコースターから降りるように職員室の自分の椅子に座って・・・ホッと一息。
これが、小学校現場の日常・・・ん?、私の日常だ。

先週あたりから、諸事情で、空き時間もない生活。
つまり、文字通り、8:30から16:00過ぎまで、子ども達と向き合って過ごしていく。

各授業で準備が必要なことを休み時間に済ませていくのだ。
ここのところ、冗談抜きで、トイレを我慢しつつ、仕事をこなしている時間もあるくらいなのだ。

うーん、いきなりのネガティブな文章。
はい、結構、いっぱい、いっぱいです。

そんな中、連日、総合的な学習の取り組みを始めました。
そう、「宇治のお土産作り」です。
子ども達も、私も大変です。
教科書も、参考資料もない学習です。
でも、それが総合的な学習なのだと思っています。

10年前、総合的な学習が導入される時、私は、「こんな学習を学校だけで企画、実施するのは無理がある」と思い、当時、金城学院大学にいらした藤川大祐先生(現・千葉大学)に助けを求めました。
「学校をプロデュースしてほしい」と。
当時、流行っていたモーニング娘にたとえ、「私たちがモーニング娘になります。つんくになって下さい」と。

いやいや、冗談のようですが、私は、真面目にそのように考えていたのです。
だって、自力で「総合的な学習」を企画、実施できる教師が全国にどれほどいるのでしょう。
当時、モーニング娘はつんくの絶妙なプロデュース能力でヒットを連発していたのです。
教育界にも、つんくが必要だと私は考えた次第です。

藤川先生が、当時の勤務校に来られて言われたのは、
「総合には、環境だとか福祉といった学習内容が例示されていますが、一番大事なのは、まず、教師のやる気です。先生達が、やってみたいと思うことをやられてはどうですか?」
ということでした。

やってみたいこと・・・・シンプルです。
教師として、子ども達と一緒にやってみたいことをやる。
教師になった時、誰もが、子ども達と、こんなことやってみたいなあ、と思うことがあったはずなのです。
まさか、「算数をうまく教えるぞ」と思って、教師になる人はいない、いや、少ないと思うのです。

私は、子ども達と一緒に何かを創り出すということがしたかった。
そして、出来上がったことをみんなで喜び合うことのできるようなクラスを作りたかった。
その過程で、みんなで、ああだ、こうだと言い合えるような授業がしたかった。

年はとったけれど、その思いは変わらない。
だから・・・・やる。

週末。
今日は、関西青年塾。
若手を前にワークショップをする。
若い人に伝えたいことは、たくさんある。
さて、がんばろう。
by sitoi | 2008-10-18 08:46 | Comments(0)

E-mail:susumu422☆gmail.com(☆を@にしてください。)

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