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学校から新しい風を!

5月25日 叱ることを恐れてはならない

朝、起きると、すごい雨・・・。
ラジオの電話出演は、車中だと雨の音が気になりそうなので、自宅で受けることにした。
7:15~7:30の15分間。アッという間でした。
「なぜ、いろんなゲストティーチャーをお招きする授業をするようになったのか?」
「どんな企業と授業をしてきたのか?」
「企業だけでなく、アーティストとの授業とはどんなものなのか?」
「打ち合わせなど、大変ではないのか?」
そんな質問に答えていった。
うまく話せたのかどうかは分からない・・・。
とりあえず終わった。
これが、終わりではなく、何かに繋がっていくと嬉しいのだけれど・・・・。

朝から、激怒。
雨の中、6年生の子ども達が校内を鬼ごっこのように走り回っているとのこと。
低学年とぶつかる危険なので、注意してほしいとの連絡が入る。
すぐに現場に行き、参加している男子全員を集める。
「先日、同じ注意をしたこと」
「今日、注意されてもすぐにやめなかったこと」
を確認し、6年生全員の前で、なぜ、そのような行動をとったのかを言うように告げる。
1時間目、急遽、学年集会。

悔しかったし、腹が立った・・・。
だが、教師は思いをぶつけるだけでは駄目だ・・・。
どうする?何を話す?何をさせる?
窓の外の雨をぼんやり見ながら考えた。

多目的室に全員が集まった。
まず、私から、何があったのかを話した。
「注意されたのに、同じことを何度も続けたこと。もし、低学年とぶつかったら、大けがになるだろうこと・・・」
走り回っていた子に、なぜそうなったのかを話させた。

子ども達は短い言葉で、
「雨が降ってたから、外でできなかったから、校舎内でやっていた」
と答えた。それだけ・・・。

その後、いろんな話をした。
詳しくは書けないが・・・・30分ほど話をした。

ただ、最終、話をしたのは
「学校という場は社会に出る前の練習をする場だ。間違いをすることもあるだろう。それは社会では許されない。だからこそ、間違いをした時、注意されたら素直を聞く耳を持たねばならない。だからこそ、お互いに、注意し合える集団でなければならない。間違いを間違いだと知らねばならないから。
また、一歩、社会に出れば好きも嫌いもない。いろんな人と協力して活動できなければならない。いつでも好きな人と一緒にでは、そういう力は身につかない。いろんな人と一緒に活動できる力が大切なのだ。
とにかく、人のせいにせず、自分から、一歩を踏み出しなさい。」

急遽、今日一日を子ども達に任せることにした。
国語、社会といった教科も自分達で進めていくのだ。
誰かが指示を出し、誰かが注意をし、みんなで確認して進めていく。
簡単なことだけど、昨日まではできなかったこと。

何かあった時、いつもこう思うことにしている。
不幸中の幸い・・・。
災い転じて福となす・・・。

走り回っていた男子は、幸い誰ともぶつからなかった。もし、ぶつかっていたら・・・と、考えれば、それは「不幸中の幸い」なのだ。
いつかは、きちんと話し、考えさせたかったことを話しただけ。それがきっかけで、子ども達の考え方が少しでも変われば、まさに、「災い転じて福となす」なのだ。

若い先生方に、こう言ってきた。
「子ども達をほめることは簡単だ。下手なほめ方でも、それは、決してマイナスにはならない。でも、叱るのは難しい。下手な叱り方は、プラスどころかマイナスになってしまうこともある、と。
学校の中に、叱れる教師が少なくなってきたと思う。叱ることを恐れているのではないかと思う教師さえいるのが現実ではないだろうか。一生懸命、ほめてやり、一生懸命、叱ってやる、それは絶対に必要なことなのだ。」

6時間目。修学旅行学年集会の二回目。
子ども達だけで運営させた。
いい顔で走り回る子ども達の姿があった。

疲れた・・・早めに帰宅。
夜、若手の先生と会う約束をしていのだが、急遽、キャンセルの電話あり。
予定していたよりも、早く寝る。
一週間が・・・・終わった。
by sitoi | 2007-05-26 09:36 | Comments(0)

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