2004年 06月 24日
6月23日 参観授業では子ども達の変容を見せる
数年前までは、見ていて面白いタイプの授業を参観用には用意したのだが、最近はそういうことを考えなくなってきた。
どちらかと言えば、今、クラスで取り組んでいる授業をそのまま見てもらうことにしている。こう書いてしまえば、しごく当たり前のことなのだが・・・。
つまりは、いつも、自分に言い聞かせているのは、
「人が見ていても、見ていなくても、全く同じことをする。」ということ。
裏返せば、「人に見られて困るようなことは普段もしない」ということだ。
例えば、普段は、子どもを「さん」「君」などつけずに呼んでいるのに、参観日の時は「君」「さん」をつけて呼ぶ人もいる。
普段は、用意しないような凝った教材を用意する人もいる。
でも、子ども達は、そういうことを見逃しはしない。
保護者は、子ども達の変容、クラスの変容を見に来られる。
だから、普段通りの様子を見てもらうようにする。
だから、今、クラスで取り組んでいること。今の子ども達の様子を見てもらえばいいのだ。こんな簡単なことが分かるまでに、ずいぶん長い時間がかかったものだ。
さて、今日の参観授業は、理科。最近、活躍しているプロジェクターとビデオを使っての授業だ。ビデオを一時停止させ、答えを予想したり、図を書いたりする授業を見ていただいた。ビデオを使うことによって、TTの授業のような形態がとれるようにもなってきた。つまり、ビデオの説明を「補足したり」「つっこんだり」といったことが可能なのだ。
後半10分は、跳び箱の最終発表の場面をビデオで視聴。スローモーションで体の動きを見てもらう。最終的には、どの子もずいぶんうまくなった。
保護者の方にどこまで伝わったかは分からないが、子ども達は、落ち着きを増し、意欲的に授業に取り組めるようになってきていると思っている。