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学校から新しい風を!

1月9日 「とがった言葉」と「まるい言葉」か・・・

三学期始業式。
校長先生のお話に考えさせられた。
それは、言葉遣いに関する話。
三学期のめあてとして、「友達を呼ぶ時、きちんと名前で呼び合おう。そして、名前には、君、さんをきちんとつけましょう」というもの。
小道具として、三角に切った画用紙と丸く切った画用紙。

「呼び捨ての後に続く言葉は・・・」と、三角の画用紙をご自身の胸に当て、「とがった言葉が続きますよね」と説明。
「君、さんの後に続く言葉は・・・・」と、丸く切った画用紙をご自身の胸に当て、「丸く、あったかい言葉が続きますよね」と説明された。

話を伺いながら、二日前の「ぼうさい甲子園」での出来事を思い返していた。
他の学校の子ども達は、実に丁寧な言葉使いをしていた。
本校はというと、どうしても、とってつけたような言葉使いになってしまうのだ。
日頃から、どれだけ言葉を大事にしているかが、やはり見えてくるものなのだ。
それを感じた私は、すごく気落ちし、同時に、どうしたものかと考えていたところだった。

教師に戻った私は、子ども達に、こう話した。
「みんな、校長先生が言われた三学期の目標、覚えてる?」
さすがに、子ども達は、覚えていた。
「うん、友達を呼ぶ時は、君・さんをつけようだよね」と。

そこで、こう話を続けた。
「ああ、そうだね。先生はさあ、これまで、あだ名についての注意はしてきたけれど、呼び捨てなんかについては、注意してこなかったよね。でもね、今日、校長先生の話を聞いていて、やっぱり大事なことだと思ったんだ。今まで、先生も、みんなのことを名前の呼び捨てで呼んでたよね。それは、先生だからいいやんという考え方もあるわけだけど、やっぱり注意しにくかったんだ。だから、今日から、先生も、みんなのこと、君、さんづけで呼ぶわ。みんなで、呼び方を変えていきましょう。」

もちろん、私が、この学校に来て、名前の呼び捨てで、子ども達のことを呼ぶようにしたのは、それなりの考えがあってのことだ。
だが、学校をあげて、呼び名に君、さんをつけて取り組もうというのなら、いい機会のような気がしてきたのだ。そういうことにこだわる学校になれたのだとしたら、数年前から見れば、数段の進歩なのだ。

「ええ、先生はいいやん。今更、変やわ」
「ええーっ!」
という声も上がった。
でも、そんな中で、私も一緒に変えていくのは、指導しやすいのだ。

丸い言葉が、教室を丸くし、学校を丸くし、・・・。そして地域も丸くなったら・・・そんな願いを込めて、取り組んでみようと思う。

午後、来年度のことで、校長先生に相談。
その後、学年の先生と少しだけ、「卒業」という曲の練習。
学年の先生が、私が使うベースギターを借りてきて下さった。
初めて触るベースギター・・・・素直に、楽しい。
少しずつ、練習して、卒業式本番では、きちんとベースを弾きこなせるようにしたい。
by sitoi | 2007-01-10 18:17 | Comments(0)

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