2006年 11月 12日
11月11日 のんびり姫路へと向かう
カメラ屋に行き、SDカードを使って、プリントをお願いする。
1時間ほどで、30枚のハガキ大の写真が仕上がる。
これは、「オペラシアターこんにゃく座」の方と参加児童30名の記念写真。
開演前の練習終了後、一緒に撮らせていただいた。
30枚で1200円。月曜日、子ども達にプレゼントするつもりだ。
しかし、新しいデジタルカメラの画像、なかなかいいです。
少し暗い体育館での集合写真なので、解像度のあたりで少し心配していたのですが、かなり鮮明に写っていました。
午後、クラブ帰りの娘を駅で迎えて、私は姫路へと向かう。
京都駅からは、時間の関係で、奮発して新幹線に乗り込む。
新幹線を使うと、姫路までは、わずか46分・・・。
車中では、「ありがとう」(平山譲著・講談社文庫)を完読。
とてもいい話だった。何よりも、実話であることが胸を熱くする。
本の最後には、主人公である古市さんが、街が復興した時に読まれた手紙が紹介されていた。一部分を紹介したい。
大切なのは、物ではなく、金でもなく、名声や地位でもなく、
人間の愛であり、優しさであり、人を思いやる心であり、
感謝であり、積極的な心であるとわかった。
・・・・・・。
姫路駅から、姫路文化センターへ。
今日は、ここで「ダンス公演」がある。
新任の○○先生から、チケットをいただいたので、是非、観てみたいと思い、足を運んだ次第。
いろんな子ども達、いろんな大人の方々が、大きな舞台の上で、輝いていた。
「先生、私達、もっとダンスやりたいわ。何とかしてや。」
子ども達が、私に訴えてきたのは、もう6年前のことだろうか。
その時から、私とダンスの付き合いが始まった。
何も、私がダンスを始めたわけではない。
ダンスを観る、ダンサーの方とお話をする、ダンスのことを考える・・・といった付き合いだ。
でも、そのことは、私の人生を大きく変えた。
とっても素敵な方々とたくさん出会うことができた。
私の、授業観そのものさえ変えていくことになった。
とってもいいステージだった。
ほんのわずかの時間で、○○先生には御礼も言えないままで、帰路に着いた。
帰りは、快速電車で。
車中では、「文藝春秋12月号~子供を殺すのは教師か親か~」を読む。
一番、衝撃的だった記事は、「家畜化する子供たち」だ。
何となくは感じていたが、そうか、こういうことになってるのか・・・という感じ。もちろん、全てを鵜呑みにする気はない。ただ、今、朝食の重要性に関する資料を作ろうとしているので、どうしても、こういう記事に目がいくということだろう。
たとえば、その記事は、こんな書き出しで始まっている。
「衣食足りて礼節を知る」という。だが、私が取材する子育ての現場では、「衣食足りず、礼節を知らず、自立できない」子供たちが続出している。
そして、食に関する部分の書き出しはこうだ。
食もまた悲惨な状況である。飽食の時代、どこの家庭も食べることにそのものには困らない。だが、子供たちは食べ物や飲み物の、本来の姿を知らずに育っている。
・・・・。
電車に乗っている時間は、貴重な読書の時間となる。
いいダンスを観て、いい本を読むことができた。
帰宅後、のんびりテレビ。
松田勇作の特集に目が離せなくなる・・・・。