誰が見ていても、誰も見ていなくても・・・。
この言葉は、若い頃から、常に自分に言い聞かせてきたこと。
この言葉の先に続くのは、「同じでなければならない」である。
簡単そうで、これがなかなか難しい。
本校の研究発表会が、いよいよ迫ってきた。
来週の土曜日、1月27日(土)である。
保護者の方の参観もあるということなので、1000名近い方が学校にお見えになるのではないだろうか。
授業だとか、分科会の用意に追われている。
今、私の頭の中にあるのは、上記の言葉と、野中先生の言葉だ。
野中先生は、研究発表会の授業を「ごちそう授業」と称されている。
つまり、その時だけのいつもとは違う授業を指す。
そうじゃなくて、大切なのは「味噌汁。ご飯」のような毎日の基本の授業でしょう。それを大切にしましょうよと。
だから、私は「誰が見ていても、誰も見ていなくても・・・」に、こだわりたい。
もちろん、公開授業ということで、いろんな縛りがある。
けれど、基本の授業の流れは同じでありたい。
いつもの私の授業を見ていただき、御意見をいただきたいと思っている。
いつものように資料を用意し、いつものように問えば、いつものように子どもたちは考え、話すだろう。
そこに参観者が誰もいなくても、教室が埋まるほどの参観者がいようとも、同じなのだと信じたい。