2016年 02月 12日
2月12日 美術館で教材研究
それほど、絵が分かるわけでもない。
この年になって器にも興味がわいてきたが、やはり分かるわけではない。
岡本太郎氏が、何かの本で書いていた。
「見る者をそのモノの前で立ち止まらせ、足を止めることができる力がある。それが芸術だ」と。文章は違うだろうが、そのような意味合いのことが書かれていたと記憶する。
昨日、目にした志村ふくみさんの作品が、まさにそれだった。
ただ、ただ美しかった。
こんな色合いが草木を染めることで出せることが不思議でならない。
昨年の作品が何点も出品されていた。
・・・・90歳の作品ということになる。
もう、それだけで、志村さんの生き様が透けて見えてくる。
ああ、きっと、この方も穐吉敏子さんと同じに違いないと・・・。
本も書かれているので読んでみようと思う。
きっと、さらに学びが深まるだろう。
作品を見て、そこから本を読む。
作品を見て、その時代のことを調べてみる。
明日の授業のネタばかりを探していては駄目だ。
明日には繋がらない教材研究を重ねていくことが、それがいつか自分だけの実践に繋がる。
そんな教材研究をしたい。
美術館に通いながら、いつもそんなことを思う。
休日は、美術館に出かけたり、コンサートに出かけたり、好きな本を読んだり、映画を観たり・・・そんな健全な生活でいいのですよ。
何かにとりつかれたように学び続ける若い教師にそんなことを告げたい今日この頃です。