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学校から新しい風を!

10月7日 子ども達の対応に手を焼いている方は必読です!

読み終えた後の感想を語るなら、
「腑に落ちた」
という一言に尽きる。
それが、堀裕嗣氏が満を持して書かれた「スクールカーストの正体 キレイゴト抜きのいじめ対応」(堀裕嗣著・小学館新書)の読後の感想だ。

この本は題名にもあるようにスクールカーストについて書かれたものである。今、現場では小学校高学年でもこういった概念を抜きにして学級を語れない状況にある。

しかし、この本を読んだ後では、私の問題意識はあくまでも漠然としたものであったと言わざるを得ない。

過去、本によって、私のモヤモヤした問題意識を解消させてくれた本と言えば、
「下流志向」(内田樹著・講談社)
「オレ様化する子どもたち」(諏訪哲二著・中央公論新社)の2冊くらいしか思いつかない・・・。
この2冊を読み終えた後では、なるほど、そういう観点で現場を見ていけばいいのかと思ったのだ。目の前の景色が幾分クリアになった気がしたものだ。

しかし、今回の堀氏の著書はそれらを大きく上回る衝撃であった。
それは「第二章 スクールカーストと校内トラブル」と「第三章 スクールカーストと現代型いじめ対応」にある。

もう言い返す言葉など何もない。
まさにその通り。
今まで見えていなかった様々な学校内のモヤモヤした関係が、全て腑に落ちたのである。

教員はもちろん、教育に関わる全ての関係者に読んでほしい。
これが、現場の事実である。
これを読んで、対応策を練るべきである。

それにしても、改めて堀氏の筆力には驚かされた。
やはり・・・化け物だ。
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Commented by 堀裕嗣 at 2015-10-15 19:02 x
化け物…(笑)。何度も言いますが、形容が悪いです(笑)。
Commented by sitoi at 2015-10-15 22:08
堀さん
ご無沙汰してます。
この新書は凄かったです。
私の感覚では、10年に1冊の名著です。
「化け物」はやばいですか(笑)。
ネットで「化け物」の意味を調べてみると、
ばけもの【化け物】
① 異様な姿・形をして,化け現れたもの。妖怪変化。おばけ。
② 普通の人間とは思われない能力をもっている人。
とありました。
まさしく、堀さんは②です。
でも、確かに形容が悪いですね。ごめんなさい。
Commented by nanaco-bookworm at 2015-10-18 21:05
ご無沙汰しております。時々こちらのブログを楽しく、そして興味深く拝見しています。先日この記事を読み、先週末にすぐ東京の丸善で購入して「スクールカーストの正体」を読んでいます。そして、つたない感想を私のブログで記事にしてこの記事をリンクさせていただきました。いつも事後承諾で申し訳ないのですがよろしかったでしょうか?もし不都合でしたらお知らせくだされば、すぐ削除します。(堀先生ご自身のコメントがこちらに書かれてあるのですね。そこに横入りしてすみません。)
by sitoi | 2015-10-08 22:42 | Comments(3)

E-mail:susumu422☆gmail.com(☆を@にしてください。)

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