2015年 03月 17日
3月15日 中村健一先生の新刊は面白いなあ・・・
私のような者にまで・・・有難いことです。
中村先生は、「単なるお笑い教師ではない!」。
そう確信した昨年、「明日の教室」に御登壇いただいた。
そもそも、中村先生の講座を受けたことがある方にとって、この本はそうそう、と大きく頷きながら読まれることでしょう。
しかし、題名が凄い。
「策略 ブラック学級づくり 子どもの心を奪う!クラス担任術」(明治図書)である。
策略って言葉を私は使わないので、すぐに意味を確認してみた。
策略:自分の目的を達成するために相手をおとしいれるはかりごと。
なるほどねえ。では、私がよく使う戦略って言葉は、こうなる。
戦略:組織などを運営していくについて、将来を見通しての方策。
なるほど、なるほど。
要するに、今まで教育諸に書かれてきたことは、「戦略」なのである。そして、ここで中村先生が書かれているのは、まさしく「策略」である。
書かれている内容は、まとうなことである。それを切り口を変えることによって、より刺激的なものにしているのだ。
そういう意味では、この本は教育書初の試みといっていいだろう。
企画は、編集者から出されたと書かれている。
凄腕の編集者が、ここにまた一人登場したということか・・・と思う。
なるほど、若手教師にとって必要なのは、「戦略」よりも「策略」のような気がしてきた。この本は、若手教師必読の一冊になる。是非、お読みください。
ただし、私のようなベテランと言われる世代の教師にとって必要なのは、やっぱり「戦略」かなあ(笑)。
余談だが、この本の装丁も電車の中で開くのがちょっと恥ずかしい仕上がり。
どこまで、教育書の装丁が過激になり、内容のビジュアル化が進むのだろう。
教育書なんだから!と思うのは私だけだろうか・・・。