2014年 01月 13日
1月13日 2月の「明日の教室」は鈴木恵子先生です
と言っても、若手教師や学生にとっては「?」でしょう。
今から、20年ほど前、その授業実践の素晴らしさで、全国の教師を唸らせた学校がありました。
静岡県の藤枝市立高洲南小学校という学校です。
当時、その研究に関わっておられた有田和正先生は、教育誌の中で、その授業を
「日本一の授業だ」
と評されました。
そのせいもあってのことでしょう。
高洲南小学校の研究発表会には、全国から教師が押し寄せました。
その中で、ひときわ輝いていたのが鈴木先生の学級でした。
鈴木先生は、この時、研究主任をされていました。
この時、教室に入りきれない教師がいる中で行われた授業。
それが、伝説の授業ともいうべき「川とノリオ」の授業でした。
・・・・・まさしく、日本一の授業でした。
日本中の教師が、鈴木恵子先生の著書を切望していたと思います。
しかし、鈴木先生は、一冊の単著も、この世に出すこともなく、昨年、退職されたそうです。
私は、拙著「エピソードで語る教師力」の中で、鈴木先生のことだけは書き遺しておきたくて紹介させていただきました。
その後、ある方を通して鈴木先生の連絡先を教えていただくことができ、連絡を取ることができました。
私は、鈴木先生に「明日の教室」への登壇をお願いしました。
何度かやりとりをする中で、今回、登壇いただくことが実現しました。
私が、20年前に見せていただき、ずっと追い求めてきた方です。
・・・・・夢のようです。
今回は、二部構成をとります。
第一部は、鈴木先生に「ご自身の教育観」ともいうべき、大切にしてこられたことを語っていただきます。
第二部では、鈴木先生と私、池田修先生の三人で、一部の内容をもとに、その言葉の意味を深めていきたいと思います。
鈴木先生をお招きできることになった時、私の頭の中で、新たな使命が生まれました。
それは、鈴木先生のような全国の教師を唸らせるような実践をされていたにも関わらず、単著も出されていないので、若手教師が知らないような先生をお招きし、紹介していくことです。
題して、「伝説の教師から学ぶ」です。
「明日の教室」では、今後、年に数回、そのような「伝説の教師から学ぶ」をシリーズ化して行う予定です。
今回は、その第一回目となります。
是非、多くの方にお越しいただければと思います。
日時: 2月1日(土) 13:30~17:00
場所:京都橘大学
参加費:3000円 (学生は無料)
*近日中にコクチーズでの申し込みを開始します。