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学校から新しい風を!

10月20日 「一斉授業10の原理100の原則」

事あるごとに、いろんな人に言っている。
「堀さんの本は読んだ方がいい。いや、読むべきだ。」と。

来週から教育実習生がやってくるのだが、実習生にも薦めようと思っている。
特に、この「10の原理・100の原則シリーズ」は良い。

著者と編集者の意気込みが伝わってくるシリーズだ。
また、教育書に描かれるイラストに意味を見出せない私が唯一共感できるイラスト入りのシリーズでもある。
そういう意味では、著者、編集者、イラストレーターがタッグを組んだシリーズと言うことができる。

更に格安の価格である。
今回も1500円!
今、この価格で販売されている教育書は非常に珍しい。

更に、サイズも良い。
鞄の中に入れて読むには都合の良いサイズなのである。

まだある。
すっきりした本の装丁。
通勤電車の中で本を開く機会の多い私にとって、実は装丁も見逃すことのできないものとなっている。
変な漫画が描かれたような本や、著者の写真が大きく使われているような装丁はちょっと・・・。
その点、このシリーズはすっきりとしていて、実に良い。

手前味噌になるが、そういった意味では、私が関わった「明日の教室シリーズ」の装丁も品よく仕上げていただいて満足している。

さて、肝心の内容である。
とりあえず、ここに書かれていることを知るべきだ!に尽きる。

私が最も共感し、書いてくれた堀さんに感謝したのは、原理の1番目「ゴールイメージの原理」だ。
このことを考えて授業を創っている教師はどれくらいいるだろう?
私が、研究授業に意味を見出しているのは、このことと深い繋がりがある。
つまりは、この一年の最終目標があって、その時点での懸命の授業を試みるのである。
だから、明日からの授業にも関連したものとなる。当たり前のことなのである。

つまりは、研究授業なんて意味がないと語る教師は、このゴールイメージがない教師なのではないだろうか?ということである。

だから、今の時期は、ゴールイメージに近づけるために、あれやこれやと授業の修正を加えることになる。
しかし、私の場合で言えば、冬休み以降は、もう新たな修正は加えない。
その時感じたことについては新年度から新たなゴールイメージを考えた時に整理していくような感覚だ。

こういったゴールイメージは授業だけでなく、学級経営にも言えることだ。
私は、将棋の世界になぞらえて、こう考えている。
「365手(日)先をよむ」

一年かけて創るのだ。
自分の授業を、学級を・・・。
失敗があってもいい。365日先をイメージする。

そのために何をしたらいい?
何を考えたらいい?
そのために、是非、この本を読んでほしい。
いや、読むべきだ。そう強く思う。
by sitoi | 2012-10-21 08:19 | Comments(0)

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