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学校から新しい風を!

10月15日 ありがとうございました

社会科研究会を終えた。
お忙しい中、参観いただいた先生方、ありがとうございました。

今回の私の授業内容を少し紹介しておく。
内容は、「朝鮮通信使」について。
朝鮮通信使については、10年ほど前、授業化しようと教材研究したことがあった。

朝鮮通信使が、淀川から上陸した場が、「淀」であり、そこに石碑があると本に書かれていたので、休日に、クラスの歴史好きの子ども達と一緒にフィールドワークに出かけた思い出がある。
京阪電車「淀」駅を降りると、淀駅跡の石がきと、與杼(よど)神社が目に入る。
子ども達と石碑を探して、そのあたりをウロウロ・・・・。
疲れ果て、與杼神社の石に座り込んで休憩をしていると、子ども達が「あっ!」と叫び声。
何と、座っていた石に「朝鮮通信使」の文字が書かれている。
急いで、神社の方に聞いてみると、それは古くなった石碑で、新しいものが設置されている場所を教えていただいた。
・・・・・・・・・・・・懐かしい思い出だ。

やっぱり、フィールドワークは大切だ。
どれだけ子ども達の点数が良くなったとしても、それだけじゃつまらない。

今回、「朝鮮通信使」と「京都」というキーワードで、再度、教材研究してみることにした。

すると、「朝鮮通信使」の宿泊場所に、本校の近くの「大徳寺」が使用されていたことが分かった。
大徳寺管長の高田明浦先生には、毎年、学校に来ていただき、「今年の漢字」を書いていただいている。
また、中学年で、実際に足を運んでいる寺である。
これは、地域を見直す絶好の機会となるはず・・・。

参考文献として役立ったのは、「朝鮮通信使―江戸日本の誠信外交 」(岩波新書) だ。
この本には、通信使の復活のいきさつや、12回の内容が詳しく紹介されている。

で、一番悩んだのが、資料だ。
資料から読み取り、考えさせていくということを授業を展開しているので、かなりの数の朝鮮通信使に関連する絵を検討した。
その中で使用したのは、「江戸図屏風」。
使用したのは、屏風の中の、こんな部分だ。
2枚使用して、もう1枚は、この絵の下に続く行列をなしている部分。
10月15日 ありがとうございました_a0023466_8321595.jpg

「ここに描かれていることで分かることを発表しなさい」
これが、授業のスタート。
子ども達が何を語れるかが、今までの授業の真価が問われるところ。

そして、最後の締めくくりとして、今も残る「朝鮮通信使」の名残り。
「唐子踊り」や「唐人踊り」・・・・。

それだけでなく、立命館中学校のすぐ近くにある伏見人形のお店には、今も朝鮮通信使をモデルにした人形が売られていることを告げ、終わることに。

まあ、そんな授業を構想し、昨日、行った次第。

授業後、遠く埼玉からお越しいただいた先生から、
「是非、学級会の授業を見せてほしい」
とのお言葉をいただいた。

つまりは、子ども達をもっと見たいということだろう。
有り難いことである。
そう、私はどうでもよい。
授業の真価は、子ども達の姿なのだから・・・・。

午後は、講師の藤井千春先生の御講演。
夕方からは、社会科教師数人と一献。
ふぅーっ、・・・・・である。
by sitoi | 2011-10-16 08:39 | Comments(0)

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